ネットがきっかけで
知り合ったフィリピン人の彼女。
聞けば、
・今は(当時ね)26歳で20歳の時に1年間、日本で仕事をしていたこと。
・今はダバオで家族と一緒に住んでいること。
・仕事はあまりなくてアルバイトで生活していること。
が解った。
チャットは、日本語を忘れないように
勉強するためにしていたらしい。
当然の流れで、いつの間にか自分は
彼女の日本語の先生になっていた。
私は当時、とても仕事が忙しかった。
それでも、週1程度で、Skypeで話したり、
メールで日本語教えたり
そんな関係が1年ぐらい続いた。
そんなある日
「ねぇ、あなた独身って言ってたよね?」
「そーだよ。」
「彼女はいるのか?」
「仕事忙しくてそれどころじゃないよ。」
「ふーん。いないのか・・・」
「お前はどーなんだよ?」
「あなた、恋人になるか?」
「へ?」
「今、答えただろ!」
「うそ~w」
「返事はないのか?」
「考えとく・・・」
日本とフィリピンで離れていたし、
そんなこと考えてもいなかった。
そのうち日本人の嫁さん貰うもんだと、
漠然と思ってたんだけどなぁ...
しかし、よくよく考えたら、
国際結婚がダメだという理由も、
これといって無かった。
好きだと言ってくれるのならば、
真剣に考えますとも...
とはいえ、ネットで顔を知っている程度、
一度も実物に会ったことが無いんじゃ、
話にならないよ。
そこで、一大決心をした...
よし!彼女に会いに行こう!
「あのさ、来月会いに行くわ」
「うっそw」
今まで、海外には2回だけ行ったことがある。
社員旅行で...
自分ひとりで、海外なんて
行かないはずだった。
仕事が忙しくて夏休みもなかった私は、
無理を言って2月に遅い夏休みを取った。
◆◆◆【旅のしおり】◆◆◆
私:9:30(成田発)~13:30(マニラ着)
彼女:8:00(ダバオ発)~9:30(マニラ着)
私&彼女:ニノイアキノ空港で合流
私&彼女:15:30(マニラ発)~ 17:30(ダバオ着)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
だったと思う。
日本との1時間の時差の関係で、
私より少し早い飛行機に、
彼女が乗る段取りだ。
そして、出発の朝
成田で出国手続きを済ませた私は、
あとは、飛行機に乗るだけになった。
搭乗時間20分前、
突然、私のケータイが鳴った。
彼女からだ!
ん?
彼女は飛行機に乗っている時間じゃ?
「えへへ。寝坊しちゃった。どうしよう・・・」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」