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14/12/5

それは「心に風邪を引いた」ことから始まった②

Image by Olia Gozha

徐々に進行していったウツ

私が気を失うようなショックなことがあっても

何日もかけて取り組んでいたデータベースが消失しても

当時の上司も同僚も、まるで、他人事。

「保存していなかった方が悪いんじゃない?」

「今までの残業代がもったいなかったねー」


まあ、確かにそうだ。


仕事の妨害をするような人が社内にいるということを

誰も取り上げてはくれなかった。

同僚は逆に自分に危害がおよんでくるのを恐れて

誰も私に近づかなくなり

お昼ごはんもひとりで過ごすようになった。

私も誰が消したのかを追求してほしいという気もなかったし

(誰だかはわかっていたから)

もう1回やり直せばいいと、我慢して大事にはしなかったのだ。

(何の為にこういうことをするんだろう…)とは思っても

本人に問いただすこともなく、淡々とデータベースを仕上げた。


ただ、初期状態に戻されていたPCを目の前にして気を失って以来、

通勤の電車の中で具合が悪くなって

途中で降りてしまうことが増えていった。

夜中に何度も目が覚め、寝付けない。

突然、訳もなく涙が出てくる事もあった。


そんな状態が半年も続いていて、気づいたら病院の手術台に寝かされていて

医者に呼びかけられて起きたということがあった。

街で突然倒れていたらしい。

五反田で降りたのは覚えているけど、その後全く何も覚えていない。

「頭打っているから、ゆっくり自宅に戻って安静にしていて」

と、医者に言われても事情が呑み込めなかった。

後頭部にざっくり15㎝ほどの切り傷が出来ていた。

見知らぬ人が救急車を呼んでくれたのか…


それでも自分が置かれている状況、侵されている病には気づかず

時々通勤途中で具合が悪くなりながらも

眠れない夜が続いていても

上司以外の誰とも話すことがなくても

仕事を続けていたのだ。つづく


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