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14/12/1

子どもの海外留学直前に、1500万円が手からすり落ちた話。。。すべての崖っぷちに立たされている人たちへ

Image by Olia Gozha

「やっぱり、別の買い手にさせて頂きます。」


僕の仕事は、あるものを対象としたエージェント。


この時の案件も、売り側のエージェントとして、

関わっていた。


成約すれば、コンサルフィーとして1500万円ほど

支払われる契約。


売主に対して、条件が合う買い手を見つけてきて、

交渉の窓口となるのが僕の仕事だ。



契約書の関係で、詳しくは伝えることができないのだけど、

結局、僕が見つけてきた買い手とは取引ができないという

ことになった。


しかも、二社あり、その二社からの条件は、売主が提示した

条件をほぼ満たしていたにも関わらず。




この一件の2ヶ月後、僕ら家族は、子どもたちの海外留学の

ために日本を発つことなっていた。



そう、言うまでもなく、僕は今回の案件で得られるであろう、

1500万円をもちろん当てにしていた。



この案件に関わりだして、約3ヶ月。

順調に、話が進んでいるかのようにみえた。


しかし、冒頭にあった連絡が、売主より告げられた。



売主から、見送りの連絡があった時、


僕は完全に人生を詰んだと思った。





「うぁ、詰んだ。。。」




何度、口にしたことか。

何度、心で感じたか。






僕ら家族は、とにかく、留学先である国へ飛んだ。



学校の手続きは既に終えているので、

今度は住まい探しだ。




日本から予め連絡をとっておいた不動産屋さんと

連絡をとり、いくつかの物件を見せてもらった。



物件を探している間の約1週間ほど。

僕らは、コンドミニアムに家族と宿泊していた。



物件の下見をしたり、食事をしたりして帰ってくるたびに

よぎるあらぬこと。


そこは、38階。






いっそのこと、飛び降りてしまったら、どんなに楽になるだろうか。。。



人生を完全に詰んだと思いつめている一方で、

僕の家族たちは新しい生活にワクワクしている。



そう、今回の件について、家族には一切伝えていなかったのだ。



見込んでいた、収入が得られず、慣れない異国で暮らし、

もう後戻りできないというこの何ともいえない、鬱屈したおもい。




飛び降りてしまおうか・・・

いや、やっぱり止めろ


この綱引きが何度となく繰り返された。



子どもたちが、プールに行っている間にしようか、

いや、寝てる間にしようか。。。



際限なく続く、思考のネガティブループ。





と、何とか踏ん張って今も、生きています。



その後も、色々ありすぎて、ここで

書くのが大変なくらい。


まぁ、生きていれば、色々なことがあって当たり前と

いえば当たり前なんだろうけど、


どうしようもない

八方ふさがり状態だ


そんな時に使える、僕が唱えていた


魔法のフレーズ。



それは、


事実はひとつ、解釈無限




1500万円が手からすり落ちた

これは、紛れも無い事実。


動かしようがない



一方、その事実に対しての解釈は、自分次第で

どうにでもなる。


もう、人生終わった。。。

38階から、、、







まだ、別の案件があるじゃないか

もっと、別のビジネスモデルを追求すべき

こうやって、ネタとして書くことができた。苦笑


色んな解釈ができる。

解釈するのは、自分自身だ。




自分なりの解釈をつけていくことで、

何とか自分を奮い立たせる。




結局は、どんな状況に置かれようとも

人は前を向いて歩いていくしかないのだから。



僕自身、何でも自分で抱えこんでしまうクセがあり、

人に弱いところをみせたくないという変なプライドが

邪魔をして、普段は人に涼しい顔をしつつ、内心、

いっつもどよ~んとしていた。


人に自分の自分の状況を話すことができたらどんなに楽か。


そう、話すとは、離す

でもある。



人に話すことで、自分を離して客観視することができるようになる。

客観視するというこは、既に起きた一つの事実に対して、

自分が思い込んでいる解釈とはまた別の解釈をすることができる。



解釈をそれまでとがらっと変えることで、また新たな一歩を

踏み出すきっかけとなる。



僕の拙い話にお付き合いを頂き、ありがとうございました。




今、人生の崖っぷちに立たされていて、辛い思いをしている人も

たくさんいると思う。



この話を読んでくださったのも、何かのご縁です。


今のつらい状況を、あなたを知っている人に話づらいようでしたら、

ぜひ、僕にお話ください。




ご相談は、こちらから
















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Image by Jukka Aalho

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