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13/3/8

2泊3日の自分をみつめるワーク

Image by Olia Gozha

 3年前にいろんな事がありすぎて気分的にとても落ち込んでいる時に「自分が参加していろんな事を感じてきたワークだった。是非、参加して自分と向き合う時間を持ってみたらどうか?招待できるから行ってみたら?」と仲良くしている方から誘っていただきました。最初は胡散臭いと思いました。どんなことを学ぶのか、どんなことを感じてきたのか全く教えてもらえず、ただ勧められました。でも、なんとなく行ってみたい気持ちになったので申し込みをしてみました。が、定員オーバーとの事!いやいや気持ちは行くつもりでのってきているのに、そんな事で諦めるのか?!これは事務局を通すよりやってくれる方に直接話した方が間違いないと直感で、中土井僚さん(U理論の翻訳者)に「せっかく招待を受けたのに定員オーバーで諦めたくない」とメールをしました。そしたら数日後返信が!「空きを作る事ができました。是非どうぞ!」との事。出発まであと数日。急いで清里までの切符を手配しました。

 清里までの電車の中、2通の手紙が手渡され招待してくれた方と少し離れたところに住んでいるお姉ちゃんのような存在の方からいただきました。これから過ごす2泊3日に背中を押してくれた手紙で今でも大切にとってあります。

 清里では、いろんなところから集まった3日間共にする仲間がぞくぞく集合していました。3日間過ごすグループを決めてみんなでわいわい楽しい時間でした。そもそもこのワークショップはU理論の「自分をみつめる」事をやるので、今まで目を瞑っていた事にも当然脚光を浴びさせ、ふたをしていた気持ちもステージ上。それは居心地の悪い体験でした。

正直帰りたいと思いました。 そんな嫌なところを見つめたり、思い出したくもない事を全く知らない参加者と共有するなんて、なんじゃこりゃ?!という違和感、気持ち悪さ、居場所の無さが半端無かったです。

 夜は極寒(気温は−11度!)でした。初体験でした。眉毛やまつげが凍り始めてちりちりいってました。

 日にちを追うごとに、みんながそこにいる事が普通になってきて、辛かったワークも「ここを避けては通れないんだ」と頭で理解してきました。 自分を見つめるという事は、ほとんどが自分でふたをしてきた、思い出したくないような出来事にも脚光を浴びさせ、そこに留まるか、その先いくは何が必要か、自分で探り、自分の言葉で発していくことですから、なかなかその言葉が見つからない人もいました。

 でも、初めてこういうワークに出て、衝撃をうけました。ワークショップって例えばテーマが決められていて、そのテーマに興味を持った人同士で対話をするのに対して、このワークはほとんど自分を見つめ、自分とは?自分のメンタルモデルは?といった本当に奥の深い、沼地を探るようなワークですから終わってスッキリするはずもありません。

でも、これをきっかけに、私は「人は1人ではない。人にはとんでもない可能性を持っていて、それを信じ応援する事がその可能性をどれだけでも可能にしていく」事に気づき、応援する事、応援される事、そして離れていても側にいる事、なんだか宗教っぽく聞こえるかもしれませんが、人が人でいる真の価値を見つけられました。

ここから、私はどんどん人生が変わっていきました。主人との関係ももう修復不可能かもしれない、というところまでいっていましたが、お互いきちんと嫌な事も向き合うことで、また元に戻り、本当の夫婦になれた気がしてなりません。

 周囲との関係も「人を責めてどうにかする事は発展的ではない。自分という軸を持って付き合い、向き合う事」で今までとは明らかに違った深い付き合い(立ち入ってつき合うではありません。)が可能になりました。

 あの時、招待を受けた事、諦めずに問い合わせて参加出来た事、すべてがこういう結果に繫がる行動だったんだな、と人生までも変えるような人に出会えた事、仲間が出来た事が私にとってかけがえのない宝物です。 

 

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