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14/11/22

カラオケで日本酒を飲み過ぎて失踪した話(かんちゃん1 カラオケ×日本酒×失踪未遂)

Image by Olia Gozha

★【編集部おすすめのストーリー】に選定いただきました!★


皆様こんにちは、皆様はお酒に関する失敗体験はありますか?

許せる失敗ですか?

今日は昔の会社の愛する同僚「かんちゃん」とともに経験したお酒にまつわる失敗体験を、思い出しながら書き綴ってみます。




※ストーリーに面白さを感じていただけましたら、おもしろ体験系で"ギリギリセーフの奮闘記「ゲイのおっさんにお持ち帰りされた話」"というストーリーも投稿しておりますので、そちらもぜひお読みいただければ嬉しいです。

ゲイのおっさんにお持ち帰りされた話




では始めます。


その昔、当時の会社の同僚(男)と飲みに行きました。

1コ下の半年先輩っていう、ややこしい関係ですけど、仲良しで、「かんちゃん」っていいます。


その日は会社近くの居酒屋で2人で楽しく飲んでいました(20:30)。


楽しくなってきたかんちゃんが言いました。

かんちゃん「に~さ~~~ん(にーは僕です)、カラオケ行きたい~~~。タリラリ〜♪」

にー「えー、うーん、明日も会社だけど、かんちゃんと飲むのは久しぶりだし楽しいし、少しならいいよ!」



かんちゃん、カラオケ大好きです。


品川へ移動して、カラオケへ(22:30)。




飲み放題コースを選択(ざわざわ)。


飲み物1:日本酒(燗)

飲み物2:日本酒(冷)

飲み物3:カルピスサワー×2


危険な予感。

カルピスサワーをお水がわりに、一曲終わるたび、日本酒グビっ、カルピスサワーグビビビビ。

やばくないかい?このローテーション。



にー「かんちゃん、一時間だけだよ!」

かんちゃん「わかってるよ〜〜〜ん♪タリラリ、チャリラリ〜♪」


にー「♪果てしな〜い〜闇の向こうに〜〜(熱唱中)」

終了コール「プルルルル・・プルルルル・・・」

かんちゃん「(小声)はい、かんちゃんです。はい、はい、えんちょうタリラリで!はい、はーい。」

にー「あれ、かんちゃん、いまの・・・。」

かんちゃん「延長しちゃった〜〜〜♪」


スパークモードに入ったかんちゃん、その後、当たり前のように延長・・・。

お金もかかるし明日も会社だし、一気飲みばっかりだし、そこで延長ダメって言ってるのにお茶目に延長するかんちゃんが可愛らしくて愛おしくて、、、

憎たらしい!

・・・かんちゃん、僕は君を滅ぼそうと思うよ。

日本酒一気大会みたいになってきたクレイジーカラオケに、終止符を打とうではないか!

君の死をもってタリラリ!!!




ということで、作戦Xへ。


***【説明しよう!】作戦Xとは***

1 かんちゃん&にー→お互いのテンションを高め合って日本酒を一気飲み。

2 かんちゃん→飲んだ日本酒を胃袋へタリラリ。

3 にー→飲んだフリして、自分の口に含んだ日本酒を隠れてゴミ箱へキャッチ&リリース(再放流)。

4 にー⇒さらに一気が当たり前の空気にもって行く

5 1〜4を×20回くらい繰り返す


***************



そんな危険な会を終了して、

何とか終電のある時間に解散し。

お互い泥酔状態ながら帰路に着く。


にー⇒寝過ごして終電逃し、眠らない町【新宿】へ


かんちゃん⇒新宿のちょっとさきの一人暮らしのアパートへ帰った(はず)




[翌日]

新宿漫画喫茶「マンボー」で5時間の睡眠(笑)を経たにーさん、へろへろながら会社へ。

二日酔いながら、頑張る。

会社、出社時間(9時)を迎える。



かんちゃん、会社に来ない。

にー「(あのバカ、やらかしやがった(笑))」




始業時間でも来ていないということで、上司がかんちゃんに電話。


出ない。


社長がかんちゃん電話。


出ない。


僕がその後も何回も電話。


・・・。


出ない。


9時30分、連絡つかず。


10時00分:連絡つかず。


11時00分:連絡つかず。


だんだん笑えなくなってきた。



12時00分:連絡つかず。


13時00分:・・・




       連絡つかず!






14時00分:







        連絡つかず!



深夜1時に家に着いたとしても、もう、13時間以上経過している。

深酒とはいえ、寝坊でずっと寝ていられる時間ではない。

もう、ただの寝坊でないことは確定した。

かんちゃんの身に、確実に何かあった。




社長「にー。かんちゃんの住所、人事部に聞いてくれ。」

にー「社長、もしかして、家に行くんですか?」

社長「ん。まあ、色々アポがあるから、昼間は無理だが、この時間で連絡ないんだ、なにより、なにか事件になっていると、怖いからな。」

にー「社長、僕が行きます!僕にも責任があります!(キリッ」

社長「うーむ、まあ、俺も外出があるから、とりあえず待ってみよう。」

にー「・・・はい。」




かんちゃん・・・。

帰路で駅のホームに酔っ払って落ちた?

歩いてて、道路に飛び出して、車に轢かれた?

ネットで、かんちゃんの名前を検索したりもした。

ニュースになってないかと思って。

ネット上にとくに情報はなかった。



15時00分:・・・




       連絡・・・





       つかず・・・。




かんちゃん・・・いったいなにがあったっていうんだ。。。






15時10分。



 

        かんちゃんより、会社に着信あり!!!!!!!!!!!


社員X「部長!かんちゃんからです!!!」

部長「マジで!?お、お、おう、出る出る!」


社長は外出中のため、上司が電話に出た。

かんちゃん「(声ガラガラ)かんちゃんです・・・。」

部長「・・・どうしたんだ、いったい!?無事なのか!?みんな心配してたぞ!い、いま、どこだ?なにかあったのか!?」

かんちゃん「家のトイレで、便器抱いて、寝てましたー・・・。」

部長「・・・・・・・・・・。」

かんちゃん「ふえ〜〜〜。。。」

部長「え・・・?(言葉失う)」

かんちゃん「今日、気持ち悪くて、会社にいけそうもありませんー・・・。」


全社員の心配を無に還したこの瞬間、かんちゃんの死刑が決まりました。




[さらに翌日]


かんちゃん「社長・・・。すいませんでした・・・。」

社長「・・・・・・」

かんちゃん「本当に、すいませんでした・・・。」

社長「飲み過ぎか・・・?」

かんちゃん「はい・・・。」

社長「なにか無くしたか?」

かんちゃん「定期券です・・・」

社長「・・・ほかには。」

かんちゃん「・・・記憶、です・・・」

(まわりの社員は笑いこらえるwww)

「・・・。」

「・・・あとは?なにを無くした?」

かんちゃん「・・・信頼です・・・。」

(まわりの社員、3段オチが見事すぎて、爆笑wwwww)


がんばれ!かんちゃん!!!

君の伝説は色あせることがない!!!!!




※ストーリーに面白さを感じていただけましたら、おもしろ体験系で"ギリギリセーフの奮闘記「ゲイのおっさんにお持ち帰りされた話」"というストーリーも投稿しておりますので、そちらもぜひお読みいただければ嬉しいです。

ゲイのおっさんにお持ち帰りされた話


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