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目を開けると
あたり一面は荒廃し
歴史を、尽力を掛け築き続けた富は打ち砕かれる
また、人は
その生に見出していた野望や、欲の矛先が打ち砕かれる
まるで死んだ魚のような
虚ろな瞳 歩む先を知らされない足取り
やがて
傲慢、貪欲、嫉妬、貪食、肉欲、怠惰に駆られ
己の保身に躍起になるのである
時にその者は
友であった者の肉を喰らう
友であった者の衣服を奪う
友であった者を奪い尽くす
その時は 蟻地獄のように
人の弱さを掴みこみ、人を奈落へと引きずり込む
この時 正しさや 大義を持っているものは幸いである
正しさは その正しさゆえに友を集め
1つのパンを分け与え 苦難を共に享受して耐え忍ぶ
欲に溺れた愚かな者はどうだろうか
愚かさも その愚かさゆえに 群れを呼ぶ
しかし
彼らはその愚かさゆえに
1つのパンを奪い合い お互いを破滅に導くだろう
正しさに加え 大義を持ち合わせた者はどうだろうか
その大義は枯れることはない
大義とは 正しさの軸の上に成り立ち
正しさを導く 苦難の先の光へ友を導く
1つのパンを2つに、3つにも増やすだろう
今、丘の上に悪雲が登らんとしている
いつか 悪雲が 私達を覆い隠そうとする日が来るだろう
その時のためにも
私たちは 日々準備をしなければならない
準備を怠れば
己の心に正しさの光を見出さなければ
人は友を 自分を危めてしまうだろう
そしてそれは 今現実の生活にも言えることである
悪寒と共に目が覚めた
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