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14/11/8

自分に自信がなかった。大嫌いだった自分を好きになれた話〈高校卒業後〜現在①〉

Image by Olia Gozha

高校を卒業してから12年間の間私は住む場所も

仕事も転々とした。


高校卒業してすぐに

関西の派遣会社で働くことを決める。

もう一度関西に行きたかったことと、とりあえず家をでたかった。


期間社員として8ヶ月間工場で働き

そこで沖縄の人達と出会い、私の沖縄好きが始まる。(沖縄には行った事がなかったので、正確には【沖縄の人柄が好き】になった)


なんかめっちゃ面白い人達やなぁ!!


と第一印象はそんな感じだった。


・喋り方は独特

・お酒は強いし

・ノリは、めちくちゃいいし

・気さくで、おもしろいし


とにかく衝撃的だった。


楽しいことばかりで、8ヶ月はあっというまに過ぎていった。


契約期間も終わり地元へ帰ってからは

今度は事務の職業訓練へ行った。


そこで同じクラスになった人の紹介で学校に通いながら宝石の展示会のスタッフになってみたり


その後、事務で働くも長く続かなかった。


1年後、介護の仕事に興味を持ち

介護の学校へと行き


[ホームヘルパー]の資格をとり

介護士として働き始める。


介護の仕事も慣れてきた頃、

私は、今度は沖縄の介護に興味を持ち、沖縄に移住することに決めたのだった。


とはいっても

貯金もないし、沖縄へ行ったこともない…。


家族全員から猛反対をされたけど



でも行きたい‼︎と言う思いが強く

バイトをしながら介護の仕事を探そうと思い、インターネットで沖縄のリゾートホテルで住み込みのバイトに応募をした。



面接は現地で。


私は《受かったら、そのまま沖縄に住む‼︎   落ちたら帰ってくる》と家族と約束をして


スーツケース1つを持って沖縄へ向かった。


泊まるところは那覇のゲストハウス。


2日後にはリゾートホテルで面接。

何の根拠もないのに、落ちる気が全くしなかった。


その時は23歳、ただ若さ故の行動だったかもしれない。


そして無事リゾートホテルのベルスタッフとして働けることになり


私の沖縄での生活が始まる。


沖縄での暮らし

寮でも友達ができ

仕事もなれてきて

沖縄での暮らしは快適だった。

一つ驚いたのが、バス‼︎

沖縄のバスは時間通り来ないのが普通らしい。

15分くらい遅くきたり、ある時は時間より早く行ってしまっていたり…。

しかも、時には手を上げないと止まってくれなかったり…。手を上げないと止まってくれないなんてまるでタクシーやん‼︎とツッコミたいぐらいだった。

(そしてなぜかタクシーは、道にたっていたり、目が合うと止まろうとしてくれたりするのでタクシーが通る度によく《結構です》の意味で手を横に振った。)

沖縄の独特な雰囲気も好きだったし

のんびりとした空気や人柄も大好きだった。

毎週飲み会をしたり、カラオケに行ったり、海へドライブしたり

とても楽しかった

けど

私の八方美人はそのままだった。

人と合わせることで安心でき、

誰かに必要とされたり、認めてもらえたり、褒められたりすることで自分に存在価値があるように思えた。

それに人から否定されるのが恐ろしかった。

そんな臆病な自分は

やっぱり大嫌いだった。



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Image by Jukka Aalho

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