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14/11/6

自分に自信がなかった。大嫌いだった私を好きになれた話。〈中高生の時 ①〉

Image by Olia Gozha

中学に入っても、高校に入っても

誰かに否定されるのが怖く、本音では話せなかった。

時には「八方美人」とも言われた

誰にでもいい格好をして、まさにその通りだった。

高校に2年の頃からだっただろうか

私は【リストカット】をするようになった。

感情の整理が上手く出来なかった

どうしようもなくイライラしたり、不安になったりすると

手首の近くや二の腕をカッターで切った…。

もちろん死にたいわけじゃない。

だからボタボタと流れ落ちるほどの出血はしない。

ただ、ドロドロとした感情が抑えきれなかった。

何もかも忘れたかった。


痛みはどんな感情よりも強く
痛みを感じることで
冷静になれた

傷口から出る、血をみることで
不思議と安心した

その頃から
私はおかしくなっていたのかもしれない。


母はどうしようもないくらい心配して

心療内科へと私を連れてった。


ねぇ、お母さん。
私、どこもおかしくないよ?

そう思ったが口にはできなかった。

学校に行っている間や部活している間は普通だった。

友達と笑ったり、部活に熱中したり。

母は忙しく、時には夜勤もあった。

家族とも仲が悪いわけでもなかったし

それに家では祖父母も兄弟もいる

誰かと一緒だと大丈夫。



でも部屋で一人になると
たまらなく不安になった。





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