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14/11/2

ロードバイクで九州を駆け巡った18歳の夏

Image by Olia Gozha

大学一回生の夏、今まで使っていたママチャリがパンクしたので、思い切ってロードバイクを購入した。ちょうどその頃から大学の人たちや町中でもロードバイクを見かけるようになってそれに憧れていたから。

チャリは小さい頃から好きで、小学校の時はあてもなくいろんなところに行き、中学校の時には正月の3日に友達の自宅のある福岡から佐賀県の唐津まで自転車で出かけたことさえあった。往復で約80kmほど。当時はすごく遠く感じられたがとても楽しかった。

そんなチャリ好きの私はロードバイクを買う前から、買ったら自分の住んでいる九州を一周するという野望を抱いていた。知っている人の中には自転車で日本一周した人や、世界に挑戦した人だっている。そんな人たちからすれば九州なんて大した事ないと思われるかもしれない。でも最初から長距離なんて厳しいし、予算的にも九州はちょうどよかった。何より九州は大好きなので車や電車ではなく、九州のいろんな情景を自分の肌で感じたいと思った。


ロードバイクを手に入れてから、私は九州各地の友人や親戚、ネットカフェなど泊まれる場所を探した。一日にどれくらい走れるかも分かんないポンコツ初心者なので、中学の時に佐賀に行った時の記憶を頼りに、それに体力や自転車の変化を加味しつつ、この辺で一泊したいと思ったところのネカフェを探した。そして北九州から大分に至るまでの道は国後半島をどのように進むかで、宿に辿りつけるかつけないか変わってくるのでgoogleマップで入念に検索した。北九州から大分までは途中で良さげな宿がなかった。ないことはないのだろうが、次の日の旅程なども考えると厳しかった。大分から延岡に至るまでの道も検索した。それ以外は地図は持っていかなかった。携帯もガラケーだった私はなぜかパケットし放題ではなかった。そのためネットを使うと高額な請求がくるので、ただの連絡手段としてしか使えなかった。でもそれでよかった。なんでもネットで片付くような便利すぎる旅は面白くないし、人と人とのつながりを大事にしたかったから、いろんな人に聞くことにした。

そんなこんなで準備が整い、2日前に母親に九州一周をしてくると告げた。母親は「賛成はできない。」と言ったが、反対と言われているわけではないという屁理屈によって母親の意見は却下された。何を言われても絶対に行くつもりではあったが、、、


かくして私は九州一周に向かってペダルをこぎ始めたのである。



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