top of page

14/11/1

車中泊による飛込営業の旅。

Image by Olia Gozha

当時、まだDTPや印刷の仕事をやってまして、毎日飛び込んでは玉砕してました。

そんな頃に、取引先の営業マンから


「浜松にはまだ仕事が結構あるんですよ」


と教えられ(そそのかされ?)、浜松まで営業行くことにしました。


確かGW前だったかな、浜松の地図をMAPサイトで何枚も出力して、セロテープでくっつけて巨大な地図にして地図を作り、準備をしてました。


当時の僕は企画もナシで、ただ飛び込んで名刺とパンフ渡すだけ。

売り口上も「元デザイナーでデザインが出来る営業だからデザイン代もその場で出せる。」みたいなこと言ってたかな。別にウリでもなんでもない。あぁ、あと安いですよってぐらいかな。


アポイントをとってた時期もあったんですけど、電話で断られるのが嫌だったのと、いきなり行けば担当者がいたら話が出来るし(電話だと居留守使われるし、担当者に繋がる前に電話切られてしまうから)。


でも、今考えると飛び込んで名刺やパンフを減らす、それに時間を費やすこと、それ自体が「仕事」と勘違いしていたんですよね。

確かに「種マキ」とも言えるけど、種を蒔きっぱなしで刈り取ることをしなかった。それはやっぱり勘違いしてたからだろうな、と思う。


もちろん、そんな営業で仕事がとれるわけはない。


営業始めて間もない頃に、飛び込んで何件かの仕事を取ってきたもんだから、自分に言い聞かすんですよね「出来る」って。だから取れない時期が続くと焦りが出てきてしまう。その焦りが余計におかしな行動を取らせる。悪循環してました。


そんな頃に冒頭の話を聞いたもんだから「やってみよう」って。準備して、大量のパンフを車に積み込み、意気揚々と浜松へ向かいました。


他の会社の営業の方とかにこの話をすると「営業の鑑」とか「すごい」とか言われるけど、「自分が何をしていいのか解らないから頑張ってるフリしてるだけ」だったんですよね。自分でも気がついていた。


ガス代の1万だけもらって(勝手に僕が実費で行くって言い張っただけなんで)、浜松へ。

←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

フリークアウトのミッション「人に人らしい仕事を」

情報革命の「仕事の収奪」という側面が、ここ最近、大きく取り上げられています。実際、テクノロジーによる「仕事」の自動化は、工場だけでなく、一般...

大嫌いで顔も見たくなかった父にどうしても今伝えたいこと。

今日は父の日です。この、STORYS.JPさんの場をお借りして、私から父にプレゼントをしたいと思います。その前に、少し私たち家族をご紹介させ...

受験に失敗した引きこもりが、ケンブリッジ大学合格に至った話 パート1

僕は、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ、政治社会科学部(Social and Political Sciences) 出身です。18歳で...

あいりん地区で元ヤクザ幹部に教わった、「○○がない仕事だけはしたらあかん」という話。

「どんな仕事を選んでもええ。ただ、○○がない仕事だけはしたらあかんで!」こんにちは!個人でWEBサイトをつくりながら世界を旅している、阪口と...

あのとき、伝えられなかったけど。

受託Web制作会社でWebディレクターとして毎日働いている僕ですが、ほんの一瞬、数年前に1~2年ほど、学校の先生をやっていたことがある。自分...

ピクシブでの開発 - 金髪の神エンジニア、kamipoさんに開発の全てを教わった話

爆速で成長していた、ベンチャー企業ピクシブ面接の時の話はこちら=>ピクシブに入るときの話そんな訳で、ピクシブでアルバイトとして働くこと...

bottom of page