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14/10/14

不安の解消について~22年間自分探しを続けた私~6

Image by Olia Gozha

いろんな試行錯誤をした末に,私がやってみたことは,「どうにかするのを止めてみる」ことでした。白旗と両手を上げて,降参するような感じ。

これは私なりに言い方を変えると「まるでゴミ箱に紙くずを放り投げるように,不安を扱う」ともいえます。これは変な言い方ですが,すべて同じやり方を指しています。


この方法は,最初とても大変でした。

自分が不安に思っているものほど,自分が大切にしているものですから,そんな紙くずのように扱うと言うことが辛いのです。それに,何もしないということは,自分を自分が否定しているようでもあり,我慢がならないことに思えます。しかし,自分を投げ捨てるような気持ちで,不安をただ軽く指ではじくように扱ってみたのです。




すると,不思議なことに,不安を眺めることが,段々とできるようになってきました。まず,何か出来事が小さな火花のように起こり,そこにほぼ同時に思考が覆い被さって,不安を作り出していく過程が見えてきました。


そして,不安をただ眺めていれば,ミルクがコーヒーにじんわり溶けて流れていくように,不安は消えてしまいました。これは驚きであり,至福のひとときでした。もう不安に煩わされることはなくなりました。このことに気づけたときは,本当にうれしかったですね。



ただし,不安が起こらなくなったわけではありません。

出来事に応じて不安が起こることは当然あります。思考はいつも頑張ってますからね。それで,怒ったり心配することはあるかもしれません。でも,必要以上に煩わされることはもうありません。思考が暴走を始めたとわかったら,止めればいいんです。




さて,これで私がとりあえず書きたいことは以上になります。私の不安が何であり,どうやって不安を止めるのか,自分の実感から書いてみました。


本当はまだまだ書きたいことがあります。

私が不安を止めることを知って,それで何がわかったのかについてです。たくさん素晴らしいことがあり,また素晴らしいことが起きつつあります。ただ,まだ言葉にできないこともたくさんありますし,間違って書くわけにもいかないので,はっきり書けそうなことだけにしておきます。


今は本当に幸せです。取り立ててよかったことがあったわけでもないし,むしろ大変なことや忙しいことが多い日々です。しかし,私は幸せだと言うことが,やっとわかったのです。それで,十分です。これまで,苦しいことばかりで,あきらめたくなることもたくさんありましたが,先生だけでなくいろんな方に助けていただきました。本当に感謝しています。


最後に,もし読んでいる方が幸せや自分とは何かなど何らかの探求を続けている方なら,是非あきらめないで続けていってください。それは,幸運なことだし,有り難いことです。


あきらめたくなること,疲れ切ってしまうこともあるでしょう。しかし,もう駄目だというところから,道は開かれていく気がします。応援しています。



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