top of page
かれこれ18年前になります。
何が原因かは忘れましたが、当時三歳の息子に
息子「出てけー!!!」
と言われまして、あまりの言葉の激しさしに思わず後ずさってしまい
まあ、そんなに言うなら出て行ってみようかなと、ふと思いたちまして。
あっ、家の周りをぐるっと一周してすぐに帰るつもりだったんですよ。
しかしそれにしても、私はあなたの親なんだけどねぇ。それも唯一の。
しかもあんた、まだ三歳だよね。要るでしょ、親っていうか、保護者は。
その存在に対して、出て行けとは、まあ向こう見ずなヤツやなあ
と思いながら外にスタスタと出て行って、10歩も行かないうちに
息子「☆△×※▼◆!」
という、聞き取り不可能な音声が聞こえて参りました。
でもまあ、家の周りぐるりだけぇ すぐに家には着くしと思い、そのまま歩き続けました。
時間は夜で、星がきれいに出てました。
星を見ながら、さて、何と言って家に入らしてもらおうかと
考えながら、ゆっくり目に歩いていたつもりだったのですが、
ああ、所詮は短い距離。考えつく前に、とっとと玄関にたどり着いてしまいました。
玄関先で泣きじゃくっている息子、でも走って私を追いかけなかったのは、
出て行けと言った手前、プライドが許さなかったのでしょうか。
その様子を見ているうちに、思わず私は
私「あのぉ、どこにも行くあてがないんで、しばらくここにおってエエでしょうかねぇ」
息子「えっ、エエですよぉ~~」
と、鼻水をズビズバさせながら(とっさにお前は左ト全か、と心の中で突っ込みを入れてました)
了承の言葉をいただいたので、今日に至っています。
このしばらくの間、いろいろあった事などを今後出してみたいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
それにしても、しばらくの分量は確実に減っているのよね。
さて、いつまで どこまで
bottom of page