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あぁ
こんな時間に何を書こうか
君のせいで明けちまうのに
僕の心は暗いまま 夜更けに置かれてる
繰り返し見ているよ
笑った君を 留めた写真
ズームして 君の唇が 近づいて
距離 近くなる気がしてね
ひょっとしたら
あの時 レンズに収まった瞬間に
戻れる気さえして
ピンチして 君の瞳 近づけて
瞳に写っている僕は
今の僕じゃないんだけどね
もし出来るなら
戻れたら やり直せるだろうか
戻って自分に伝えよう
君と収まる笑顔の僕に
その幸せな日々の終末を
結末を知っていれば
どうにだって出来るだろう
髪を撫でる
君の寝顔は
濡れた若葉に指す光
時計の針 戻して
最初から
出会わない選択を
出来るなら
伝えたいんだ 本当に
何故僕は君に声を掛けたんだい?
何故君は僕の心に触れたんだい?
アマリリスの調べ
その一つ一つを全て壊し
交わる道を消して行きさえすれば
痛み 押し殺し
去り行く君の顔が 思い出に霞む今
だから 出会い 壊したい
考えてしまう
反芻するこの想い
頭の中 痛みに暮れる
あぁ また夜が明ける
でも僕は 今もこの霧が晴れずにいる
連絡だって取れやしない 今更
でも、罪を認めても 尚更
君を想ってしまう
君を求めてしまう
君が悲しんでいてとさえ 思ってしまう
君が運命だったら と願ってしまう
でもそれは間違いで
今までも これからも
それは 太陽が昇るように
月が照らすように明白
君は僕の知らない誰かの人だ
君が纏った純白の誓いは
けして脱がすことが出来ないのだから
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