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14/9/12

人はなぜ買ってくれないのか・・・〜Apple Watchの事例に学ぶ購買心理〜

Image by Olia Gozha



Apple Watchの発表に伴い、いろいろなサイトやブログで

情報を漁っていた時のこと。



とあるブログの一文に目が止まりました。


※が、しかし、どのブログでどんな文章だったか忘れた。。



覚えている限りで要約すると、


・Apple WatchはこれまでのAppleには珍しく最初から販売種類が多い。

 (2サイズ、筐体も3種類、ベルトいろいろ、的な)

・結果、どれを買えばいいのか迷っちゃう。

・しかもウェアラブル端末だから性能に加え、デザインがとても重要。

・迷ったらこの仕様モデル買えばおk、っていうモデルがあれば高くても買うのに。


→センスのない僕はどれを買えばいいのかわからない!

→買うのが怖いよ!

→結果買わない、というパターン。



この思考は今まで僕の中に無かった。



ぼんやりと、複数の選択肢があるよりは

1点集中でモノを売るほうが反応が良いことは知っていた。


その理由は「迷い」が生じるから。


心理学上、人間は迷うと行動を止める。

→結果買わない。



しかし、今回目にしたブログでは「迷い」ではなく

「恐怖」による購買停止心理が働いている。


そう、ヘタなモデルを選んで、周りにダサいって

思われたくない!という恐怖。



人はモノを買うときに、

良いモノだから買う、安いから買う、だけじゃなく


自分を飾るために買う、相手から優位に立つために買う、

というニュアンスも持ち合わせている。


もちろん、その場合、失敗はしたくない。

人から羨ましがられるもの、認められるものを

手に入れたいと思うはず。


身に付けるモノ=ウェアラブルなモノであれば尚更。


だからセンスのある人の推薦の声(テスティモニアル)は

強力なんですよね。

その失敗のリスクを下げてくれるから。


このApple Watchもイケてるモデルとか俳優とか

スポーツ選手とかが、「私はコレ!」と

断言してくれれば失敗のリスクは減る。


もしくは台数を限定したモデルを発売すれば、

ダサいかイケてるわからないけど、希少価値が付いて

「お!それ限定モデルじゃないですか!」となるから

失敗のリスクは減る。



ということで、まとめると、人の購買心理に関して


「選択を与えることは、恐怖を与えることと同じ」ということ。



できれば恐怖を与えることなく、買って欲しいですよね。

売り手はその心理を踏まえ、安心して買ってくれる仕組みを

作る必要があると思います。




どうした、Apple。


迷わせないでくれよ。





では、また。




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