結婚を夢見る人も、そうでない人も。
また、同じシングルとして頑張るママ達に向けて。
自分の人生の記録として。
忘れないうちに書き残しておこうと思います。
2006年5月。
私は、当時付き合っていた彼がいた。
彼とは5年付き合い、結婚を約束した仲だった。
双方の両親、友達にも紹介済。あとは式の段取りを決めるだけ。
そんな矢先に喧嘩勃発。
いつものような、ささいな事がきっかけ。
そして、いつものように私がひたすら謝り、怒り狂う彼。
その構図が当たり前になっていた。
それでも結婚できるのなら………構わない。
ずーーーーーっとずーっとこれに耐えるんだろうなぁ、と漠然と考えていた。
結婚ってそういうものでしょって、思ってた。
この日の彼はちょっと違ってた。
私の腕を掴み、ベッドに投げ付けられ、思い切り蹴られた。
お尻には、大きな青アザができた。
その瞬間、もうこの人とは結婚できないと感じた。
当時、同じ職場だった夫と出会ったのはこの時。
仕事の悩みや恋愛の悩みで落ち込んでいる私の話を、親身になって聞いてくれた。
色々なところに連れて行ってくれて、たくさんの笑顔をくれた。
気がつけば、婚約した彼の元を離れ、穏やかな彼の優しさに包み込まれていた。
だけど、、元彼を忘れる事は容易ではなかった。
元彼の家族、親戚、多くの友人、全てが私の家族同然だった。
その位、私の生活の一部だったのだ。
それがなくなるという事。
ある日、パニック状態になり包丁を出し、
「私、もう死ぬ。」
と言った事もある。
過呼吸になり、電車も乗れなくなり、救急車で運ばれた事もある。
それでも、穏やかな彼はいつも側にいてくれて看病してくれた。
出会って半年。付き合って3ヶ月。
優しい彼は私の夫となっていた。
元々勉強熱心だった夫。
私が家事をしている間は資格取得の為の勉強に一生懸命だった。
2人に時間ができた時は大好きだった海外ドラマをずっと見ていた。
穏やかで、心の底から幸せを感じた新婚生活だった。
この後の結婚生活が壮絶なものになるとは、当時は全く想像できなかった。