そう言えば学生時代、色んなバイトやったな～。
過去は大概、美化されるなんて言いますが、

時の記憶と共に決して美化されることのない、地獄のバイトを３つ発表したいと思います。

まず、ワースト第3位から！

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「お前ら、盛り上がってるかぁぁぁ！！！」

「ウへへへへへへへへへへェェェェ！！！」

「はいはい、押さないで。危ないからね、押さないで」

その日、スーツをビシッと着こなした僕が働いていたのは、そう、コンサートの警備係。

しかも、1F席とステージの間の柵の前に立ち、

柵を越えてステージの方へと出てくるファンを押し戻すという重要な役どころだ。

その日のミュージシャンは、ピカソだかモリディアーニだか言う名の

ビジュアル・パンク系バンドで、だからファン層もほとんど女子。

しかも、ビジュアル系にキメキメに決めた。

あまりに熱狂的で、その奇抜な格好もそうだが、もう目がヤバイ。

血走ってて、焦点合ってないというか……。

またボーカルがやや下ネタ気味に煽る、煽る。

「お前ら、全部脱いじゃってもいいんだぜ～！！！」

「ウヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョ～～～～！！！」

「だから、お、押さないで。頼むから～～～」

すっかり、その異様な毒気に当てられてしまいました。

これは、場違い系のワーストですね。