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これは、とある男性が旅人になるまでのストーリー
ジリジリと気怠い熱さが立ちこめる。
2009年大学4年の夏、就職活動まっただ中で周りの友人達に内定が出始めて、精神的に追いつめられている時期。
私はその追いつめられている学生のうちの1人だった。
エントリーシートを書けども書けども面接まで進めず、
俺は一体何をしているんだ。なぜ周りとは違って上手くいかないんだ。もう就職なんて出来ないかも。
頭には常にネガティブな言葉のオンパレード。
日を増す毎に増えていく重圧。周りの視線。
あ〜、こんなもんだったのか。俺の人生。
思えば初めての挫折を味わったのがこの時。
何事もほどほどに過ごしてきた、田舎者の大学生にとって就活はとても高い壁のようだった。
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