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研究者を目指していた岡山の理系大学院生が、映画ビジネスをやりたいと思い立ち、新卒で東京の映像制作会社に入社した話。

Image by Olia Gozha

僕はどこにでもいる普通の学生でした。

起業したり、有名企業にインターンに行ったり、アプリつくったり・・とか全くしてません。

何か大きな挫折から這い上がり、今は成功してる、なんてこともありません。

そんな僕が大学院の在学中にちょっとだけ勇気をだし、人生の方向性をちょっとだけ変えた話です。



ゼミ内の会話

ゼミの同期「俺は○○化学で新エネルギーに関する研究をしたいんだ。」

「へーそうなんだ。」

ゼミの同期「俺は○○繊維で研究して、より高機能な新素材を開発したいんだ!」

「すげーなー。」

ゼミの同期「私は○○自動車で排気ガス浄化の研究がしたい。」

「・・・(研究者になりたくない)。」


僕は岡山の理系大学院で、化学系の研究をしているゼミに所属していました。
ゼミの同期はほとんどが研究者を目指していて、化学メーカー等を中心に就職活動をしていました。

当然です。理系の大学院に進学する人は、多かれ少なかれ研究に興味があるからです。なんとなく進学する人もいますが、結局その人たちも研究に関わる仕事に就くことがほとんどです。


そんな中、僕は化学メーカーには1社も応募せず、ひたすら映画・映像関係の企業だけを受けていました。

なぜそんなことになったのか。



「研究者になって地球を救いたい!」と本気で思い、大学へ。


僕が受験を意識始めたころ、世の中はあることに注目が集まっていました。


地球温暖化です。


アル・ゴア「地球やばいよ。」

「地球救わなきゃ!!!」

ざっくりこんな感じでした。


当時の僕は科学者にあこがれていましたが、どの分野で活躍したい!とかまでは考えていませんでした。そんな時に、アル・ゴアさんの「不都合な真実」が発表され、それを読んだ僕は、環境問題を解決したいと考えるようになったのです。


そんなこんなで、僕は環境問題について取り組める地元の大学に進学しました。


留年しかけた大学時代


入学したころは、勉強するのが楽しみで、意味もなく1限が始まる1時間前には教室に入って読書とかしていました。ただそれも長くは続きませんでした。

当時、僕はソフトテニス部に所属していて、テニスばっかりしていました。


入学直後は勉強したい!と思っていたんですが、あまりにもテニスが楽しかったので、だんだん授業に出るのがダルくなってきて、授業を休みがちになりました。いわゆる自主休講です。


当然単位も落としまくり、あと1つでも授業を落としたら留年という状況まで追い込まれました。


そんなときにやってきたのが就活です。





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