「結婚はもうしたくないけれど、彼氏は欲しいですね」
最近出会う人すべてにこう言っている。自分で言うのもなんだけど何言ってんだって思いますね、いい大人がね。親がこの文章みたらどうしよう。
結婚をしたくない理由は一つだけ
その人の子どもを産めないから。
ここは真面目な話。
身体的には何の問題もない、だけど私にはすでに3人の子どもがいて、とても大切に思っている。
もし私にまた大切な人ができて、また結婚をしたとして、その人に
「君の3人の子どもはもちろん大切にするけれど、僕の子どもを一人だけ産んでくれないか」
なんて言われたら、どうする?
無★理
4人の子どもを仕事をしながら育てていく自信はないし
3人とその1人を区別しないという自信も根拠もない
ただでさえ離婚の時に傷つけてしまった子どもたちに、そんな残酷なことをしたくない。
そして、その人にも自分の子どもを残してあげられない私に付き合って一生を無駄にしてほしくない。
だから、私はもう結婚しない。
じゃあ彼氏つくろう!
そう思っていたけれど、この年で出会う気になる人ってだいたい既婚者か、彼女もちかばかりなのはアタリマエのことでした。
結婚をゴールとするならば奪ってやればいいじゃない。などととんでも狩人な発想で挑んだこともありましたが、もう結婚はしないわけですから。ダラリダラリと余生を共に過ごしてくれる人が欲しいわけで
そうなると浮気相手または不倫相手という形で、相手の家庭や幸せ壊してまで自分の恋愛を優先することはないよなーと思ってしまう。
で、そこまで説明するとだいたい男性は
「そんなの気にしないよ!」
と言ってくださいますね。そうですね、やれるチャンスをそんな言葉で逃してたまるか。そのお気持ちよくわかります。
三十路オーバーしたこじらせ女子の面倒くささを知らないから言えるのですよ。
恋愛の大先輩に教えてもらった。男性は寝たら恋愛のゴールだけど、女性は寝てからが恋愛のスタートだって。
元にその通りだと思うし、私もそこまで割り切れるほど達観していない
やっぱり会いたくなるし、声が聞きたくなるし、他愛もない話をしたくなる。それが出来ない相手は諦めることにした。
だけど、今話を聞いてくれていて、会ってくれる人も寝たら終わりなのかなって思うとこう、「結局体なんでしょ」っていうなんだか思春期の女子のような気持ちになるというか
いや、全然好きなんですけどね、すること自体は。にんげんだもの。
今が人生で一番楽しめる時だと思うんだよね、子どもたちもある程度手が離れてきて、仕事も楽しいし、綺麗にしていれば声だってかけてもらえるし
女として諦めたくはないんだ。
でも安売りはしたくないんだ。
だけどかまってほしいんだ。
どうすかこの迷いの三段活用。
神様になりたい
愛を与えるだけ与えて枯渇して死んでいきたい。
「きっといい人が現れるよ」
先輩たちはそう言ってくれる。そうだろうな、そうかもしれないなと思う自分もいる。ただ、その日までの長い長いトンネルを、ヘコタレずに歩いていけるだろうか。