「俺は変態だぜ!げへへへへへ!」
とかいう男は大体ノーマルである。
都内周辺で一人暮らししたことがある女性の殆どは経験しているであろう、
下着泥棒、のぞき、痴漢、ストーカー
そう、変態は我々一般人が想像出来ない、はるか高みより現われ、
我々がまったく予期できない
アクションをアクティブかつアグレッシブにAAA(トリプルA)してくるのである。
Lv.1 おっぱいモマセテ
オレ氏18歳
その日私は、アルバイトの早朝ミーティングで、朝5時に駅に向かい駅の自販機で缶コーヒーを買っていた。
ふと目をやると、駅の向こうから男が軽快な足取りでこちらに向かってくる。
ガチャガチャガチョーン☆
缶コーヒーが自販機から音を立てて落ちてきた。
男が私の目の前に立っている。
ナナオ「。。。。」
男は突然、片膝と片手を同じに地面に着き、足をピーンと伸ばして
姿勢を低くし顔を床につけ自販機の下をのぞき込んだ。
そう、江頭の如く
そして何も無いのを確認した後、
体のバネを十分に使い ピコーン☆と起き上がり
きょとんとした私にこう言った。
変態「オッパイモマセテ ニコ」
ナナオ「。。。。。。。」
おおっとお。こいつはまた彗星の如く現れた変態さんじゃあねえか。。。
素早く缶コーヒを自販機から取り出し、足早に改札に向かった。
変態。。。ついてくる。。。
切符を改札に通した瞬間耳元でささやかれた。
変態「オッパイモマセテ。。。」
変態「オッパイモマセテ」
変態「オッパぃ」
イッラ~~~#
ナナオ「ウルセー!キモイんだよ!あっちいけえ!」
変態「ニヤニヤ」
ナナオ「。。。。」
階段を駆け下り
今にも発車しそうな電車に滑り込むように乗り込んだ!!!
電車のドアが閉り、辺りを見渡す。
変態は確認出来ない。
ナナオ「よしよし。変態はどうやら巻いたようだ。」
ガラガラの車内の椅子に腰を掛け、ふう。っと安堵の溜息をついた。
ふと目をやると隣の車両の連結部分にもたれかかった変態を発見。
変態「ニヤニヤ」
「ヒイイイイイ!!!!」
何故、わらわを狙うのだ。この変態。
わらわが何をしたというのじゃ!
この不条理はいったいなんの因果なのじゃ!
目的の駅で降りた。
走るナナオ
追いかける変態
逃げるナナオ
猛スピードで追いかけてくる変態
全力疾走ナナオ
負けない変態
見えた!バイト先が見えたああ!!にげきれえええええ!!!
裏口の戸を開け、先に出勤していたバイト仲間達の顔を見て安堵。
ドアを乱暴に閉め、床にヘタレ込んだ。
そして変態は去っていった。
Lv.2 チンチンカイカイ
オレ氏 24歳ぐらい
とある百貨店でハンドバッグの販売をしていた。
ナナオ「いらっしゃいませ~♪」
棚に陳列されたバッグの間から男の顔が見えた。
変態2「ニヤニヤ」
数々の変態に遭遇してきたナナオ。
一瞬でコヤツ変態!と見極めた。
ナナオ「いらっしゃいませ~~~。。。」
変態に背を向ける
ピョコ♪
変態が棚の横から顔を出す。
うっわ。キメエ
また背を向け、いらっさいませ~~。。。
背を向けたまま、陳列を直すふりをしながら歩きながら逃げるナナオ。
後をついてくる気配がする。その距離2m予測
売り場の棚をぐるぐる逃げ回りながら、変態との距離を保つ。
商品の向きを直すふりをしながら後方確認。
ナナオ「ひいいいいいっっっ」
チンチンカイカイしてやがりゅううううう!!!!
変態2「ちんちんかいかいちんちんかいかい ニヤニヤ」
ひいいいいい!!!!
速度を上げるナナオ
棚の回りをぐるぐる逃げる。
変態も速度を上げる。
もれなく売り場をグルグル
グルグル グルグル グルグル
距離を縮められないように速度を上げる
変態も速度を上げる
ん。。。気配がしない。。
逃げ切った!!!
っと思った瞬間!!!!
変態が目の前にいりゅううううう!!!!
なんとおおおお!!!まさかまさかの逆回転!!!!!
ちんちんかいかいしてりゅううううう!!!!!
ひいいいいいいい!!!!!
ナナオ限界!!!!社員のもとに走って逃げる!
ナナオ「へっへんたいがあああああ!!!たしゅけてええええ!!!」
変態を指さす!
変態2「ニヤアア」
ナナオ「ひいいいいいいい!!!!」
変態は去っていった。


