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13/11/9

野尻湖のど真中で叫ぶ(こいつぶっとばす)

Image by Olia Gozha

長野県にある野尻湖で2泊3日で遊ぶと

いう格安のツアーがありました


内容は、

バナナボートやジェットスキー、バーベキュー

水上スキー、湖畔を自転車で楽しむ

友人と2人で参加したのは確か、5月頃だった、


この時の私はほとんど旅行にもいかないし

たまにはいいかなと、友達も誘っていった、


格安っていっても、平日であり野尻湖には直接自分たちでいくと

いうものだったんです。今振り返ると安くて当たり前だと思った。


格安でも、いまは内容も充実していると思いますが、

このツアーは違った、


泊まる所はバンガローみたいな小屋で

自転車はママチャリ、食事はなかったし

ジェットスキー体験は20分ほど、


おもしろすぎるサービス内容です。

格安旅行で楽しんでもらおうではなく、


主催者側が、どれだけ格安旅行にできるか?

を考えていると感じます。


ツアー2日目に野尻湖で

ジェットスキーにのって遊ぶというのが


あり、ちょっと楽しみにしていました。

『おーかっこいい、こんなのにのるんだな・・・』

目にはいった置いてあるジェットスキーを見て楽しみにしていました。


インストラクターが運転して

私が後ろにのり、湖面を風をきって気持よく爽快に

飛ばしてとか妄想していました。


そして、インストラクターがきて、私が運転します。

と紹介され・・・


ちょっと小太りで角刈りっぽい男の人です。

イメージと違う、


救命胴衣みたいな浮くものを上半身につけて

一緒に乗りばまでいくと、そこには、素人でもみてわかる


オンボロジェットスキーがあった。

『これかよ、ボロい』


しかもエンジンをかけるが、なかなかかからない、

先行きが不安に思った、


この人とジェットスキーは大丈夫かなと、、、

そして、インストラクターの後ろにつかまり、出発した。


湖の真ん中まで移動して、ターンやら何やらやりだした。

『おーすげー』


そして、急にターンするものだから、

ふっとばされて、湖面に投げ出される私・・・


そしてまた、後ろに乗る、

後ろに乗ると沈む、その前にエンジンかける


《プスッ、プスっ》

プスっ、じゃねーだろ、エンジンかけないと。。


ちょっと降りてください。


湖に浮く、私


エンジンかかった~


後ろから乗り込む、私


《プスっ》


おーい、止まったぞ・・・

またおりてください


しょうがなく湖面に浮かぶ、私

何度もこんなことを繰り返す


そして、二人乗るとエンジンが止まってしまうので、

ちょっと1人で戻って迎えにきます。


えっ


それって大丈夫なの?


それじゃ!


ふざんじゃねーよ



言う前に


そいつは自分はジェットスキーでターンしました。

しかも、私の目の前でターンして水しぶきを大量に

私の顔に浴びせながら人の事なんて気にしない自己中ターンでした。


実は、私は泳げないのです。


ういてるから、手をかいていって、岸までいけるかなと

考えたけれど、岸がみないほど湖の真ん中だった、


普通に浮いていると救命胴衣が脱げそうなので、

仰向けにうくことにしました。


これならしばらく、浮いていられそうだ、

高い空を鳥が飛んでました。こんな時、飛べたらいいのに、


ここで沈んだら、どうしよう

どれくらい深いのだろう

湖濁っているな

とても静かな時間でした。鳥の声、水の音・・・


でも、

あいつが戻ってきたらぶっ飛ばす


倍返しだ、憎しみがこみ上げてきました。


その他にも、いままで、自分に何があったかな・・・

などと考え、


ぷかぷかと湖の真ん中にういていました。

どのくらいの時間がたったのかわかりません、


ボートがコチラに向かってきます。

あいつと別のやつが二人のって、


そこで救助というのか、ボートにのりこみ

岸にもどれました。一緒にきた友人は笑っていました。

おめーもぶっ飛ばそうか?


インストラクターのそいつもちょっと反省して

いるようで、ぶっ飛ばす・・・


さないでおわりました。


どれだけコストを下げて、格安旅行にするかを考えた、

こちら側に楽しんでもらうかは余り考えていないツアーでの経験です。


いまは、湖面の真ん中に取り残したあいつに感謝します

こんなネタになったから・・・


お忙しい中、

よんでいただきありがとうございます


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