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13/9/21

【地球の歩き方の注意コラムを実践したお話②】ホーチミンで軟禁されかけたお話【後編】

Image by Olia Gozha

そして、14時のパン屋


  • 明日たまたま誕生日

  • 真っ直ぐにパン屋へ向かった迷子ちゃん

  • 誕生日独りになる事は一目瞭然なのに異国に旅行に来てしまう。

  • 爆乳

と、中々の高設定をベトナムで引き当てた私ですが途端に不安になってしまいます。


そう、あのタイで起きた事件を思い出したのです。




とかは無いので。脳天気にパン屋で待つことに。

14時になっても来ないので、あっちも面倒になったのかな?

などと、勘ぐっているとタクシーで現れた爆さん。


「遅れてごめんなさい!」

「いいですよ~どうせ暇なのでー」

「このタクシーに乗って下さい!これからイトコの家に行くので一緒にランチしましょう!」

と、言うことで独りじゃなかったのか?おかしくない?という若干の不安もありながらタクシーに乗り込む。

戦争博物館の近くの住宅街に入っていくタクシー。

緑の大きなお家の前でストップします。


(画像はイメージ:確かこんな家だったと思う。


突入。アジト


中に通されると、噂のイトコという30代の男が出てくる。


挨拶をし、いい匂いで充満するキッチン・ダイニングに通される。


そこで、唐揚げを炒めたようなものだとか色々ご馳走になりました。

絶妙な味の素のお味でお腹も膨れる。(ドンブリで3杯食べてやりましたwww


食事中の雑談で仕入れた情報

  • 爆さんは今日誕生日

  • イトコは、カンボジアでディーラー

こんなところかな?



食事を済ますと・・・

イトコ「二階でカジノしようか!」

なんて、誘いを受けます。

食事中にイトコがカンボジアのカジノのディーラーとの情報を吹きこまれたので、恐らく来るだろうなぁ〜なんて思っていたらキマシタ!

ってか、この状況 地球の歩き方で昨夜やったやつだ!


昨晩、地球の歩き方のホーチミン編を読んでいるとミニコラムで

ホイホイと知らない人について行くと、ギャンブルが始まり最初は勝たしてくれるが気付くと何百万もの負けを背負い込み監禁状態で日本の家族に電話でお金を送金してもらうという事件が発生した。

因みに払えないと、ボコボコにされた挙句ポイされる。


という記事を読んだばかりでした。


この状況、コラムのまんまじゃんwwww

などとニヤニヤしながら二階の”マージャンルーム”へと、ついて行く。。。


そこに入ると、6帖くらいの部屋で真ん中に机が一つと椅子が数個。

ただ、ギャンブルはしない!と大声で言っていたので相手もお金は賭けないでやろう。だとか、なんだとか誘ってきます。

のらりくらりと、かわしているとそのうち

イトコ「じゃあ、分かったからイカサマの仕方教えてあげるから一緒に練習してみよう!」

とのこと。

まぁ、これなら良いか。と思い。私、爆、イトコの三人でイトコがディーラー役でブラックジャックを遊び始めることに。

何やら、そのイトコが小指を立てると次のカードが10以下で・・・とか色々サインを教えてきます・・・

私の手札は毎度21〜19の間。

爆がしきりに

「すごいね!百発百中ジャン!誰かカモがいれば絶対勝てるのに〜!!!!!!!!」

と、言っています。それを冷めた気持ちで見る私。

なるほどね~こうやってカモを捕まえてきて遊んでるのね〜などと感心していると

イトコが

イトコ「俺さ〜。昨日ココでカジノしてたら、お爺さんに2000ドル取られちゃったんだよー・・・俺とお前で組んでアイツ倒してぇなぁ〜」

「これだったら、絶対取り返せるよねー!」

なんて言っています。

ここで、お爺さんが登場したらもう完璧ですよ。。。


すると、一階から登ってくるお爺さん!wwwww

うんうん。完璧のタイミング!wwww

一泡吹かせようぜ!

みたいなムードwwww


やらねぇよwwww

条件揃いすぎだろwwwwww

イトコと爆でこっちに目配せwwww

「やるぞ!」

と二人の目は言っています。

やりませんよ。はい。

完全に最初は勝てて、そのうちボロ負けのコースですよ。

三人でカモ(私)をいじめる気まんまんですよ。

拒むと私のポケットにイトコが100ドル札をねじ込んでくる。

必死に拒否を繰り返し

とりあえずトイレを貸してくれ。と言い。

トイレに駆け込む。

外からは、笑い声。さっきまで英語だったのにベトナム語。。。

怖い。とにかく怖い。。。

トイレでポケットから日本で買ったばかりのiPhoneを出しその場をマップで検索。

宿からはそんなに離れていない。だが、トイレには窓がない。。。


外に出ると監視していたと思われる爆。

爆に

「帰るから!」

と言い、玄関外まで来ると行きは全開だった5メートルあろうかという門が南京錠付きでしまっている。。。。


うーん。。。どうしたものか・・・

出してくれないよね〜・・・・

そこで、閃いた私。

ポケットからiPhoneを取り出し、マップを表示し爆に見せると

「今スグここをだせ!さもないと警察が来ることになる。ココの場所は、もうわかっている。無事に出してくれるならここでの事は忘れる。」

と強気に出てみることにしました。

すると、思ったよりすんなり出してくれてタクシーも呼んでもらい

無事に帰ることができました。


そう、アイフォーンならこんなことも出来る!

アイフォーンならね♪♪


帰り際に爆が

「今夜、私の誕生日だからマジェスティックホテルで私がピアノの演奏会するの!良かったら来て!」

とのこと。もしかしたら、警戒のし過ぎだったのだろうか?本当に誕生日で寂しかったのだろうか?などとちょっと弱りながらも帰路につきました。


夜は、いつも通り市場で飲んで寝ました。


けど、今思うと何故最初から拉致して監禁しないのだろうか?

その方が奴らにとっても手っ取り早いのでは?

それとも、被害者にも負けたから払わなくてはいけない。などと負い目を負わせたいのかしら。。。よくわからん。


以上、ありがとうございました。

楽しかったところや是非ご紹介したいスポットも有りますがストーリーではないので自粛させていただきます。


皆様も、快適な旅を。

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