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14/2/15

【 Episode:1 】[中高編]『23歳、現役大学生・社長兼デザイナー』が歩んだ、自分に正直すぎる人生。

Image by Olia Gozha

遅くなったけど、やっと時間が出来たのでまたマイペースにすすめていきます。


中学生編

僕が『自分に正直すぎる人生』を歩みだしたのは、恐らく中学生時代からだったのかなと思います。

ツンツンしてました。色んなところがつんつん。

結論、”やんちゃ”してました。正直な話。
なので、色んなところが"ツンツン"してました。

髪とか目とか眉毛とか、言葉使いとかとか。。。

誰よりも早く、トラブルの渦中に飛び込んで行く。。。

もちろん、暗黒時代まっただ中の当時、僕の周りの男友達も同様に『超☆反抗期』を迎えていました。なので、ちょっと柄の悪い集団だったに違いありません。。。

とはいえ、基本的には『お調子者』、良く言えば『ムードメーカー』的なポジションに位置していた為、クラスの友達は特に怖がっているというより、イジってくるようなキャラクターでした。

ただ、当時そんな自分には大きなギャップがありました。




やたら英語が好き。

僕は当時、謎に英語が好きでした。

理由は簡単です。


英会話に行っていた。

  • 英会話、なぜか習ってました。

先生がちょっと好きだった。

英語を担当する先生がちょっと好きでした。中学生、恐るべし。

外人に憧れてた。

  • 勿論、スポーツが大好きで体系もよく顔もかっこいい外人に憧れてました。

単純ですね、男って。





  • そんな僕に、まさか過ぎる話が舞い込みます・・・


校長「小林君、こんにちは。君はたしか、海外に興味あるんだよね?」

HALU「校長先生、お疲れっす!相変わらず、写真と実物の差が凄いですね!!!海外というか外人がめっちゃ好きだから、いつか行きたいんだよね!!!いやマジガタイいいし、かっけーじゃんアウトローな感じとかさぁ。笑・・・ってか、なんで知ってんの?汗笑」

ということで、海外派遣制度というものでアメリカ(サンフランシスコ)に行く事に。。。

この時は、



これで、学校さぼって遊びながら海外行けるわ!Yeahー!!!」

くらいの、ごく平凡な中学生らしい事しか思っていませんでした。。。




出発前にまさかの研修。場違い感が半端ない。

事前の情報を何も得る事の無い僕は、出発前の「招集」なるものを受け
重い足取りのまま区民会館へ足を運ぶ事に。

重厚感のある建物に入り、区役所くさい“あの独特の匂い"を感じつつ、重い扉を開くと、そこには・・・

“完全場違い空間”

が存在しているではありませんか。


『・・・・\(^o^)/オワタ』
そう思いたくなる様な面々が、総勢100名程集結。。。

そんな中、勝手に決められているグループの場所に誘導され、

「これが皆さんの班です。仲良くするように。」
的な、訳の分からない現状にたたき付けらることに。。。


が、しかし。

・・・

その班には、なんとも個性豊かな面々が並んでいるではありませんか。

希望を感じました。
余談ですが、その班のメンバーとは今でも連絡を取り合っています。

そして、案外よく見ると知っている顔がチラホラ。

海外派遣の日々は、そんな”甲乙付けがたい環境”で始まりました。




西海岸、サンフランシスコへ。

僕たちのグループはアメリカ西海岸、サンフランシスコ


ユニバーサルスタジオやらグランドキャニオンやらが有る方の州です。
とは言え、バスで片道6〜8時間、時にはセスナ(小型飛行機)なんかにも乗って移動を繰り返す事に。

話すと長いですが、この経験が後の僕を生み出すきっかけになっていると思っています。。。




自分に正直な選択"のみ"が許される日々。



いくつか、小話をさせて頂きます。




①シャワー事件

まずは、到着初日の話。

1日目は到着が夕方くらいだったこともあり、ホテルで総勢30名程での泊まり。
※全5〜6グループだった記憶が。。。

チェックインの30分後、2階で夕食をみんなでとる手筈。
当然、『時間厳禁』なことは言う迄もない。

そんな中・・・

HALU「汗かいたから風呂入ってから行くわ!先行ってて♩」

ルームメイトにそう告げた僕は,

軽い気持ちでシャワーを浴びる事に。この時、夕食まで残り20分。

HALU「・・・あれ?これどうやって使うんだ?」

(・・・5分経過)

HALU「おーーー!すげー!出たぁ!!!っつか熱っっっつ!!!!!!!」

(・・・20分経過)

HALU「ふー。さて、そろそろ出ていくか!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???????・・・・・・・?!?!?!??!?!?!?!は?」

事件が起きました。

まず、シャワーが止まらない。
そして、床が浸水。
終いには、排気口が開かない。

『・・・完全に終わった。」

色んなボタンを押し、ノズルを回しまくった結果、

ようやく全ての対応に成功するものの・・・

HALU「くっそー、マジ手間とらせんじゃねーよ!!!怒つか、今なんz・・・あ"あ"あ"ぁ"ーーーー。」

時既に遅し。
約束の時間から早20分が経過。

つまり、「風呂=45分」の時間を費やした上、集団行動を早くも破るというDQN具合。


音速で着替え、猛ダッシュで会場に向かう。

その日のあだ名が


『ハプニングボーイ』

に決定して瞬間でした。


でも、皆は笑って許してくれるのです。
理由はただ1つ。


『だって、風呂入りたかったんでしょ?!じゃあしょうがないよね。笑』

なんと寛大な人達なのだろう。


結論、意外とやらかしても問題ない事に気が付くことに。





②パスポート水浸し事件

経緯を割愛し、結論から言いましょう。



「ゲータレードをパスポートにぶちまけた。」


※この水色のやつ。


その特徴はなんと言っても、キャップにあります。
デカい。とにかくデカい。キャップがデカい。
それ故に、飲みやすい反面キャップの閉め忘れ事故が不意に発生することでお馴染みですね。

そう、こいつのキャップが閉めきってなかったんです。

僕のパスポートは甘ったるい匂いを香らせながらびしゃびしゃに。

世も末だと感じながらも、僕はこいつで修復を試みることに。。。



万能器具、ドライヤー。

ひたすら乾かしました。
「・・・蘇れ。」

それだけを思い、祈りながら乾かし続けること早30分。
若干文字のインクがにじみ、シワが所狭しとついていたものの、
パスポートは息を吹き返しました。


毎回、入出国の際パスポートを提示するとき

「失礼ですけど、これなぁに?」

と聞かれ、理由を力説すると・・・


「HAHAHA!!!よく乾いたね!でも、早くちゃんと作り直そうね!」


正直に答えると、場合によっては失敗というものは許されることが判明!


そう、世界は寛大なのです。




③グランドキャニオン落下未遂事件

グランドキャニオンという有名な観光スポットがあります。

この地に降り立った瞬間(とき)、
友人とその景色に心奪われた。


素晴らしかった。
ただただ、眩しかった。

それは、広大な岩山が織りなす大地でも、澄み切った空でもない。





そう、ブロンド美女だ。


高地トレーニングなのか、理由は全く分からない。

ただ、スレンダーな彼女は高度2,400フィート(732m)で悠々と黄金に輝くその髪を揺らし、優雅に走っているではないですか。

次の瞬間、僕たちは声を揃えた。

HALU「追うぞ!!!」

友人「追うぞ!!!」

完全なる観光者が、グランドキャニオンでストーキングを開始した瞬間でした。

しかし、彼女は既に遥か彼方へ。
そこで、マリオカートが得意な僕らはショートカットできるルートを探しつつ、
距離をつめることを決意。


だが、そこは世界に名高い"グランドキャニオン"。
順路は一本道。

それでも、ショートカットをするほか方法は無い。
帰りのセスナが飛び立つのは時間の問題だ。

・・・

結論は出た。



道なき道を行くしかない。』


この"あまりにも幼稚な発想"が命の危機を呼ぶ迄、さほど時間は要さなかった。


崖から落ちかけた。ただ、それだけ。

正確には、足場の悪い箇所でこけた。結果、体の約半分が、崖を一瞬覗きました。

死を悟りました。本当にくだらない理由で。


ただ、それは火事場の馬鹿力の存在を認識した瞬間でもありました。

渾身の力で残った軸足を陸側に蹴り飛ばし、腰を捻り倒れ込んだ結果、

気づいた時は陸地に。

名誉の負傷を代償に生還を果たした。

当然の事ながら、この後、引率の教師に怒られた事はお分かりでしょう。
だが、「危険な所に行くな」としか言われませんでした。

ブロンド美女を追跡”した選択については怒られなかった。


つまり、

"正直な選択”は自らリスクを追う事と引き換えに許される

ということを知りました。



この様な事件を積み重ねながら、アメリカという国は今の自分の根本的な何かを築きあげたのかなと。

※(余談)まだ経験のない学生の方は、ほんと留学をお勧めします。



高校生編


晴れて高校生となった日、僕は角刈りの状態で母校の門をくぐる事に。


理由は聞かないでほしい。。。


ただ言えるのは、ゲームで賭けるものを間違えたという事だけです。



受験という謎な文化は人生に1度あれば充分だという決意のもと、
大学の付属高校(法政大学第2高等学校)に進学することに。

高校は僕に色んな事を教えてくれたとても大切な場所でした。


部活では、「勝負」することの大切さや勝つために必要なものと忍耐力、
そして何より勝つ事の楽しさを。

恋愛では、「女子の怖さ」と「横浜・渋谷の使い方」を。

勉強では、「学習の楽しみ方」「コツ」を。

そして、この頃からビジネス的なものをちょこっと噛んでいた事が
案外今になって大きかったなと感じます。


正体は、合コンとか女の子の紹介とかなんだけどね。

ビジネスっていっても大層なことをしていた訳ではないんですよ。

だって、当時高校生だし。技術を持ってた訳でも、イケメンでもないし。


その正体は・・・

健全な男女が1度は経験してきた事があるだろう、いわゆる"合コン"というやつです。
※未成年ですので、合コン会場はカラオケでソフトドリンクですよ、かわいいものでしょ。

ただ、この人材紹介・マッチングに該当する分野をやってお小遣いを稼いだ事で
”理解した事”と”得たもの”は少なからずありました。


①需要が大きい市場のど真ん中にいる上で、
供給ルートを持つ時のバリューはヤバい。

繰り返しになりますが、僕が通っていたのは、神奈川県にある私立の男子校。
その為、毎日の通学・学内・放課後と汗臭い野郎ばかりの環境。
通学中の電車が既にイベントになる程です。※多分男子校あがり人は、気持ちはわかるはず。


男子校に通う男子というものは、早起きをして身だしなみを整えるのですよ。

毎日同じ時間の電車に乗る、あの娘を探す為に。

誰かかわいい子に何時なんのタイミングであっても(すれ違っても)良い様に。

もう、文化祭とか戦争ですよ。そういう文化。


その中で、合コンというビッグワードと、そのソリューションはとても魅力的だした。

だって、女の子と話たいじゃん。思春期じゃん。


つまり、顧客はわんさか。

後は女の子をどう集めるか。でもその難所をクリアする事は容易かったというのが大きいです。


・男勢は、最低限のブランド名があるマンモス男子校という事もあり、

顧客層が容姿とトークがうまいやつらが案外多かった。

・たまたま、外部に女子の友達が多かった事も幸いして、評判から口コミで広かっていった。

また、女子勢の中から新しく知り合いを作り、そこからは同じ事の繰り返し。


こんなことをポイントに、相互的に合コンを開催する事が増えていったことから

合コンセッティングビジネス的なあれを始めました。







②コンテンツのエンターテイメント性と、
裏側での圧倒的なクライアントマネジメントは超重要!


やってたことが合コンなので、いわゆる「出会い系」的なものでは
圧倒的にそのエンターテイメント性が求められました。

簡単に言うと、

・事前期待度
・当日の盛り上がり
・その後のストーリー

ここを如何に盛り上げるかが、集客において最も重要となっていたため、
一言で"魅せ方"を研究しました。

特に、女の子へのプロモーションとマネジメント、ブランディングに力入れた。

そして、口コミでの外部集客やリピーターの獲得にとっての生命線だった
細かなマネジメントに対して最も時間を費やしてました。

ここをちゃんとやってたからうまく行ってたと思ってます。

事前の細かい異性のタイプ希望のヒアリングはもちろん、メール対応や優良店舗の確保、日時の調整から相手幹事とのやりとり、そして当日のバランスをみながらの対応とかなにかイレギュラーがおこった際のフォローアップとか。。。

このポイントの重要性に気がつくのが、高校生のタイミングで本当に良かったと思います。マジで。
そして、それがどれだけキツいことかも。。。

楽しくないとお金貰ってもあんなの全然やりたくない。楽しさって重要だよ、マジで。





③“金を稼ぐ”ではなく“人を大切にする


これは、以前フリーで仕事を頂いてやっていたり現在会社を起こして仕事をすすめる際に本当にその大切さを改めて実感する事。結論、違う視点から2つのことがこの要素には詰まっています。

・その人の為に"やる"じゃなくて"やりたい"が必要
・120%の価値が評価され、そこから生まれる”信頼”が”信用”を生む

『その人の為に本当の意味で最大限何かしてあげたい』は責任感とかじゃなくて、その人を本当に大切に思っていないと出来ない。これは、誰しもがクリティカルに当てはまると思います。間違いなく。

もちろん、フルパワーでいいもの作りますよ、プロとしてやっている以上。
ただ、”やりたい”が生まれない限り、それは100%にしかならないんですよね。
100%に付加価値をつける事が大切だと実感した上で、いくら上っ面整えたところで口がうまくても、技術があっても、結局”人”でみられるんですよねって話。仕事が出来るのは当たり前。

そして、その上で重要なのは受注側であれクライアント側であれ、人として好きになれなきゃ関わらない方がいい。

甘いとかそれじゃ上に行けないとか言われる方もいるし、その言い分も理解できる部分はある。
ただ、自分の甘さとか弱さとか逃げとかの意味でなく、”人”として「無理」な場合は、そうではない人達ともっと付き合っていったりバリューを提供していたいし、した方がいいと思うのが持論です。

もちろん、ビジネスの世界は今となって、その厳しさは理解できるし金とスキルと実績、そしてネットワークが必要で追求し続けなければならない反面そこに楽しさがあるのも事実。

ただ、どこかで必ずガタがくる事が目に見えているなら、それを抱えている事がリスク。というのが僕の考え方なので、「無理」な人たちではなく、”自分が好きな(求めている)人”もしくは"自分を好いてくれる(求めてくれる)人"を大切にするべきだと思います。


僕の尊敬する大先輩の1人が、「敵を作らない事が重要」と言っていたけどホントその通りだなと。
アプローチは違うかもしれないけど、僕の場合は最初から敵になる要素を排除することが大切だと思っているので、『案外見た目と違って中身みるとサバサバしてるね』って思うかもですが、、、


話を戻すと、結論どちらがクライアントであろうと、発注側であろうと、相手を人として大切にしている事が本当に大切だということが言いたかっただけです。
今までの経験上、そこが一番お金を生んだという事も事実だし、力を本当に入れてきたものは間違いなくそのバックボーンがあるし、なにより思い入れのレベルが違う。


すみません、その程度の話でした。汗


んーーーーーー

なんか後半謎な方向の事を書いたので、一気にシリアスになっちゃいましたが(笑)
そんな中高生時代を送ってました。

そして、人生に凄まじい影響を与えた大学時代へと話はすすみます。

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