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チータズのようなスリルな時間を過ごし、凄い証拠をゲットした事で、
この時、初めて「アイツ(ラゴン)より優位に立った!」と感じた。
ラゴンと私の立場が逆転した瞬間だった。
もう絶対に今までのような、逆切れ誤魔化しは通用しない。
私は、2人が去ってから、不思議な程冷静だった。
分かっていたとは言え、悲しいとかショックなんて気持ちは
全く感じなかった。
逆に達成感と満足感で、ふすふすと嬉しさが込み上げてきた。
私の心はどれだけ冷めきっていたんだろう。
自分で関心するほど、ラゴンの事を敵や仇のようにしか思えなくなっていた。
帰宅中、車を運転しながら、知らず知らずにほくそ笑む私がいた。(ちと怖い)
そして、車を返し少し時間を置いて帰宅した。
ラゴンは先に帰宅していた。
ラゴンの中では、何も変わらないいつもの日常だったに違いない。。
「いつもこうやって、倫子と不貞を重ね帰宅し、当たり前のように過ごしていたんだ!」
何も知らないと思って、調子に乗って・・・・。
違う人を見るような感覚でラゴンを見ていた。
でも、ここで問い詰めたりはしない。
今までのように、感情的になったりはしない。
大きな証拠をゲットした今では、余裕すら出てきた。
まだ早い・・・。
まだ本当の決定的な証拠にはならない。
次は不貞の証拠が必要だ。
ホテルに入る写真が絶対に必要。
もう少し、ラゴン達を泳がせて、その写真を撮れてこそ
本当のリベンジが達成できる。
すぐ手の届く所に、その時が待っているはず!!
その時、私はそう思っていた・・。
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