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世界最高のリベンジNo22

Image by Olia Gozha



チータズのようなスリルな時間を過ごし、凄い証拠をゲットした事で、

この時、初めて「アイツ(ラゴン)より優位に立った!」と感じた。


ラゴンと私の立場が逆転した瞬間だった。


もう絶対に今までのような、逆切れ誤魔化しは通用しない。

私は、2人が去ってから、不思議な程冷静だった。

分かっていたとは言え、悲しいとかショックなんて気持ちは

全く感じなかった。

逆に達成感と満足感で、ふすふすと嬉しさが込み上げてきた。

私の心はどれだけ冷めきっていたんだろう。


自分で関心するほど、ラゴンの事を敵や仇のようにしか思えなくなっていた。


帰宅中、車を運転しながら、知らず知らずにほくそ笑む私がいた。(ちと怖い)


そして、車を返し少し時間を置いて帰宅した。

ラゴンは先に帰宅していた。

ラゴンの中では、何も変わらないいつもの日常だったに違いない。。



「いつもこうやって、倫子と不貞を重ね帰宅し、当たり前のように過ごしていたんだ!」



何も知らないと思って、調子に乗って・・・・。


違う人を見るような感覚でラゴンを見ていた。

でも、ここで問い詰めたりはしない。 

今までのように、感情的になったりはしない。

大きな証拠をゲットした今では、余裕すら出てきた。

まだ早い・・・。


まだ本当の決定的な証拠にはならない。


次は不貞の証拠が必要だ。 

ホテルに入る写真が絶対に必要。

もう少し、ラゴン達を泳がせて、その写真を撮れてこそ

本当のリベンジが達成できる。


すぐ手の届く所に、その時が待っているはず!!


その時、私はそう思っていた・・。

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