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【家庭環境】
私はいわゆる「機能不全家庭」で育った。
物心ついたときには父親はおらず、すぐキレる母と亭主関白でアル中の祖父、気難しい祖母との4人暮らし。
私が6歳のとき、父親なんていないのになぜか弟が産まれ、5人暮らしになった。
私は幼い頃から毎日母の怒鳴り声を聞き、泣きながら過ごした。
母からされた事や言われた事は今でも簡単に忘れることができないものだ。
汚い言葉遣いで怒鳴り散らすあの恐い顔も、キンキンとした声も、殴られたり蹴飛ばされたりしたときのあの痛みも、忘れることはない。
私にとって「家」とは
緊張や不安、恐怖の塊だったのだ。
人格を否定されながら育った私だが、唯一母が褒めてくれるときがあった。
それは、テストでいい点をとったとき。
子供だった私は
母に認めてもらいたくて、愛してもらいたくて、勉強を頑張った。
そして小学校、中学校を卒業し、高校は県内屈指の進学校に入学した。
「国公立大学に進学して、ママの自慢の娘になる」。
口には出さなかったが、きっとこれが私の目標になっていたであろう。
少し話が戻るが、幼い頃から母に逆らえず言いたい事を言えずに育った私に、反抗期はこなかった。
だからかもしれないが、
小中学生の頃までは学校に反抗していた。テストの点はいいが、校則が守れない、いつもムスッっとしていて愛想の悪い私を可愛がってくれる先生は誰一人いなかった。
そして私は高校へ進学し、更に母と不仲になっていく。
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