top of page
私のつたない話をもっと聞きたいとリクエストしていただき、本当にありがとうございます!!!
このご質問をいただき、一体なんで中国での仕事が地獄のようだと感じたのだろうとじっくり考えてみました。
元の話はこれです。
アメリカ企業から中国に派遣された日本人が地獄を見て学んだこと(1)
アメリカ企業から中国に派遣された日本人が地獄を見て学んだこと(2)
この仕事をする中で、一番辛かったのは何だったのか。
カルチャーショック、
日本人に対する憎しみ、
中国の現場とアメリカのマネージメントとの板挟みになったこと、
アメリカチームとローカルチームが分かれていてなかなかまとまらないこと、
クライエントとの信頼関係がなかなか築けないこと、
遠距離結婚、
セクハラ、
日々悪化して行く健康状態、
などなどありましたが、本当に辛かったのは、
「孤独」
だったんじゃないかと思います。
私は現場の責任者だったので、中国で愚痴を言える人がいませんでした。
ようやく愚痴を言えた相手からはセクハラ(?)というのか、同僚以上の関係を求められ。
ボスはアメリカにいるので、何か言っても正論で返されるだけで分かってもらえない。
チームの中で私以外の人が中国語で話していると、なんか悪口言われているのかもと思ったり。
そもそも家庭生活を犠牲にして出張しているので、夫に愚痴をこぼすわけにもいかない。
働いていたクライエントのビルには、荒れ放題に荒れた中庭があったのですが、そこに野良猫が大勢集まって大所帯を形成していました。
毎日、仕事の合間に猫を見るのが唯一の癒しでした。何回も泣きそうになりながら猫を見ていたのを覚えています。
今考えたら本当に怪しい人だったと思います。
bottom of page