以前に、
私が先生になり、退職し、 そして復帰の道の途中にいる理由 1
の中で、学校を辞めたいけど、先生に「逃げるな」と言われて、辞めずに卒業した、
という事を書いた。
これは私のその時の状況でそれが適切だったのであり、それを必ずしも勧めているわけではない。万人に当てはまるわけではない。
私は不登校を勧めるわけでも反対する、でもない。それらを支援する人たちとも関わらせてもらい、自分にできる事をやらせてもらった事もあり、そう感じた。(今は、一般的な学校に行かないだけでなく、色んな選択肢もあるし、学校自体のあり方も変化し、多様化してきていると思う)
人は育った環境も心や体の強さも違うし、現在の状況も違うし、向かっていく方向も違うので、一つの答えなんて無い。
同じ場に踏みとどまって、耐える方がいいかもしれないし、安易に逃げる事はあまり解決策にならないかもしれないけど、去ること辞めることが最善の事もあるだろう。
決して、強くて賢くて何でもスムーズにできるタイプでは全然ない私からアドバイスできることも助けてあげることもできないけど、
自分のことなら書ける。(そもそも助けてあげることなんてそうそうできる事でもない)
社会に出たら、ケースバイケースで、その時に臨機応変に考えて行動するしかない事だらけだと思う。
仕事上の課題、健康の問題、転職するか、結婚するか、それらはいつか、エトセトラエトセトラ。人の数だけの悩みも、答えもある。そんな事誰だって知っている。どう選ぶかは人の自由だ。
でも、人生を自ら強制終了することと、Karoshi(英語にもなってしまっている(TT))だは、再トライが二度とできない、という意味で、他人が助けてあげることもできないのだけど、世の中から少なくなれば、無くなれば、と思ってしまう。
ここ何年かで親しい付き合いのある人では無いけど、知人から元同級生、職場の人が、上記の方法で亡くなられた、と聞いた。ああ、一緒に遊んだこともある子じゃないか、明るくて、いい奴だったのに、と心が痛む。
もう遠くなっている関係でもそうなのだから、その人たちの、もっと身近にいた人のことを思うと、言葉が無い。
私は学生の時に、酷い嫌がらせをされていたことがある。集団で無責任にする嫌がらせは陰湿で気持ちが悪かった。何人かの先生にも言ったけど、あまり真剣には取り合ってくれず。
私はあまり人に合わせることが得意でなく、無意識に又は自然にちょっとズレた行動をすることもあるらしく、それが原因だったのかもしれないし、特に理由は無かったかもしれない。
私は、みんなが集まって集団で帰ったり、移動したりするところを私はさらっと、じゃあね~と一人で帰る事もあり、何で常に一緒にいなくてはいけないのだろう?トイレさえ?と思っていた。
学校に行くのが苦痛になり、胃が痛くなるようになった。
母親に
「学校に行きたくない!」
「生きているのも嫌!」
と言ったら、びっくりした顔をして、
そして、
抱きしめてくれた。
わんわんと泣いた。
ああ、言って良かった、
私はもう大丈夫と思えた。
でも、
しかし!
なんと!
母親はそれから私を無視するようになった。
避けるようになった。
マジで!?
ええええええ!?
私は、学校の意地悪な人達のことは、この子、一人じゃ何も言えない子だよな、人を集めて人に嫌がらせすることにエキサイトしているけど、とか私は結構冷静に見ていた。都合良く、何か私にお願いしてくる時は、はっきりと無理!と断っていたし、まあ学校の中だけの事だし、卒業すれば会わなくていいし、と思っていた。
でもさすがに親がこんなだと、ショックである。。。いや、当時はショックという言葉では表せないほどだった。それからしばらく、あれほど泣いたのに涙が出なくなった。ショックすぎると、きっと痛みが麻痺するような感じなのかもしれない。
親には頼れない。。。
と思いつつ、自分にできることをするしかなかった。勉強とか部活とか、とりあえず目の前にある事を。私が強いからじゃなくて、家にいても楽じゃないし。
幸いだったのは、またすぐに学校でも友達ができたことと、通っている学校以外にも友達がいたことと(実際には転校は叶わなかったけど、私の学校に来れば?って言ってくれたり)、塾に行っていた事。
子供にとって、学校と家庭が全てになってしまいがちだから、何か他の世界があると助かるんじゃないかと思う。(できればリアルな日常で)
自分にこういう事があったからなのか、子供達との関わりが、深いところで満たされる感じがする。少しでも子供達の未来の幸せに関われたら嬉しい。
まとめられるものでないけど、
苦しい時期の乗り越え方は?
もちろんそれぞれだけど、自分の事で言えば、
精一杯生きてると、なんとか生きていけるみたいだ。(と、思えるのは後からだけど)
後悔の無いように、なるべく強く優しく自分のできる事を精一杯。
刹那的な意味でなく、
今を生きる。
みんな色んな立場で色んな課題があるはず。
私は私で、今の自分の課題に励んでいる中。
※ 少しでもこの文章がお役に立てたら幸いですが、すごくしんどい人は、私の文章ごときで、楽にも何ともならないと思うので、病院とか、スクールカウンセラーとか産業カウンセラーとか無料か安価で受けられる所もあると思うので、しかるべき所と繋がったりして、良い方向に向かわれますように。
※ 母親のことについては、彼女の事を考えて、書くのは控えようと思っていましたが、今の社会のことも考えると書きたいとも思い、本人に確認したところ、あっさりと「いいよ」と言っていました。
あの時、避けたのは、「どうしていいかわからなかったから」だそうです(笑)今ではもう笑い話でいいんですけど。