top of page

17/3/16

ただ、私を好きになりたかった⑤

Image by Olia Gozha

たった今、あなたの願いはかなってますか?


あなただったらどう答えるだろう。

私は、「はい」と一言、答えるだろう。


願いとは何だろう。

願った時点で、かなっていないということになる。


私は、

安心が欲しかった。

愛されたかった。

そう、願っている時点でかなってないものなのだ。


父はDVだったし、

母は父を恨んでいた。


だから、

安心できる場所が欲しかったし、愛されたかった。

私は、両親の姿から世界を学び、

そのための努力をする必要性をいつも胸に抱え、願っていた。


その時点で願いはかなっているのだ。

願い続けるという願い。

努力と必要性を胸に抱え続ける生活。


私にとってのリアルは

DVであり、恨む姿であり、

私の欲しい安心を想像することもできなかった。

私には次々と問題が起こり続けた。

人とのトラブル、経済的トラブル、

相変わらずドラマティックな人生を歩んでいる。


ともすると、

過去の経験は

それ以上にはなるまいという

安心の世界になっていて、

それを新しい今の中で

選び続けていたのかもしれない。


叶っているのだ。

父と母の関係性から私が学んだリアルを

経験し続けている。


そして、

そのリアルも徐々にシフトしていく。

表現し続けることで、

人と出会い、

物事と出会い、

必然的にシフトしていくのだ。


人や物事との出会いも、また、

安心や愛とは程遠いものだったかもしれない。

トラブルに感じたかもしれない。

でも大丈夫。

あなたはそこから安心も愛も見つけられる。

その度にシフトする私の心地よさを見つけられる。


私はそんな人生を体現している。

そして、そんな人生を体現する

私が好きなのだ。

そう感じる時、この世のあらゆることより至福を感じる。


そう、私の本当の願いは

私を好きになることだった。

それに気がついた今、

私を好きであるための事実で溢れている。

どんな出来事からも安心を愛を見出せる。

そんな私が大好きなんだ。



←前の物語
つづきの物語→

PODCAST

​あなたも物語を
話してみませんか?

Image by Jukka Aalho

高校進学を言葉がさっぱりわからない国でしてみたら思ってたよりも遥かに波乱万丈な3年間になった話【その0:プロローグ】

2009年末、当時中学3年生。受験シーズンも真っ只中に差し掛かったというとき、私は父の母国であるスペインに旅立つことを決意しました。理由は語...

paperboy&co.創業記 VOL.1: ペパボ創業からバイアウトまで

12年前、22歳の時に福岡の片田舎で、ペパボことpaperboy&co.を立ち上げた。その時は別に会社を大きくしたいとか全く考えてな...

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話(1)

※諸説、色々あると思いますが、1平社員の目から見たお話として御覧ください。(2014/8/20 宝島社より書籍化されました!ありがとうござい...

【バカヤン】もし元とび職の不良が世界の名門大学に入学したら・・・こうなった。カルフォルニア大学バークレー校、通称UCバークレーでの「ぼくのやったこと」

初めて警察に捕まったのは13歳の時だった。神奈川県川崎市の宮前警察署に連行され、やたら長い調書をとった。「朝起きたところから捕まるまでの過程...

ハイスクール・ドロップアウト・トラベリング 高校さぼって旅にでた。

旅、前日なんでもない日常のなんでもないある日。寝る前、明日の朝に旅立つことを決めた。高校2年生の梅雨の季節。明日、突然いなくなる。親も先生も...

急に旦那が死ぬことになった!その時の私の心情と行動のまとめ1(発生事実・前編)

暗い話ですいません。最初に謝っておきます。暗い話です。嫌な話です。ですが死は誰にでも訪れ、それはどのタイミングでやってくるのかわかりません。...

bottom of page