”高校二年生の夏”そう聞いてあなたは何を思い浮かべますか?
「ありさ夏なにしてたの?」
この質問への答えに困った時期がありました。
皆が面接を受けアルバイトをする中、「私はパパのコネを使って大企業に”おつとめ”してたの。」なんて事を言うのは、なんだか感じ悪い気がしていたからです。
私がその夏体験した事は、今現在の日本では、とても誰もが体験できる事ではありません。とても特別な体験です。そしてその経験はとても私の為になりました。でも、ずっと考えていました。こんな貴重な体験、私の為だけでいいのか?色んな人と共有する事で、もっと価値が生まれるんじゃないか?
そう思い今この話を書いています。
基本的にこの話は、不平等な世界が舞台となっています。現時点では、”社長令嬢”に生まれたというだけで、親のおかげで、人生を有利に進ませている個人の一体験談、自慢話だともいえるでしょう。あなたの気分を害してしまうかもしれません。
実際、私の夏休みの話は、どんなに仲の良い友達をも「なんか親の力があればなんでもできるんだねえ」と少しトゲトゲした感じにしてしまうので(笑)それでもこの話を見た誰かが、もっとこの
・・・保守的になりすぎました(笑)
面白くない前置きはここら辺で終わり、私の体験談に入りましょう。
まずこの”おつとめ”の内容から始めます。
夏休み中の1ヶ月間、時給1000円で毎朝9時から夕方5時まで土日祝日以外毎日の出勤です。毎朝6時半起きで7時半に家を出ます。約90分満員電車に揺られるとおつとめ先の”本社”というところにつきます。9時10分前には自分のデスクで朝のミーティングの開始をまちます。朝のミーティングが終わるとその日の仕事に取りかかります。事業内容は日によって異なっているので、また後で書き出して行きます。お昼の時間帯になると、食堂でご飯を食べます。ちなみにこの食堂のご飯はめちゃくちゃ美味しいです。お昼休みは1時間と決まっていて、それが終わるとまた仕事に戻ります。そして夕方5時帰宅です。未成年なので、一日に働ける時間に限度があるので残業は一切ありません。
どうでしょう?他で働いた事がない私でも、この仕事環境はとても恵まれているのは分かりました。
次に仕事の具体的な内容です。
最初の3日間は新入社員さんたちと一緒に研修を受けました。この研修では会社のルール、理念等の基本的な事から、どんな部署がありそれぞれがどんな事をしているのかを学びます。一緒に研修を受けたひとは勿論全員一回り年上で、私が高校生だと知るとやはりとても驚いていました。でも皆いい人で、私が研修中に少し検討はずれな質問をしていても
研修の途中でわたしは、イベントを企画する部署に配属されました。
極秘資料という文字を初めて目にしました