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私たちの世界には、四角形が溢れています。主に正方形と長方形ですが。
当たり前すぎて普段は気にしませんが、四角形は本当に便利な形をしています。
向かい合う辺が平行であるため四角形からなる立方体や直方体は、重ねやすい形をしています。
ダンボールが三角形だったら、重ね辛くて大変です。
また、四角形は持ち運びにも便利です。
本やノートは四角形なので、手で底辺を支えるだけで安定します。小脇に抱えると小粋です。
四角形で出来た箱に入れれば、無駄なく収納でき、さらにそれを重ねて輸送できます。
建築物もほとんどが四角形を組み合わせて作られています。
壁、扉、窓、階段、間取りも四角形であることがほとんどです。
間取りが四角形であるということは、家具などもそれに合わせて四角形になっています。
窓や扉が四角形でなかったら、開け閉めがとても大変です。
どこを見ても四角形、どこに行っても四角形。私たちの世界は四角形を基準に作られています。
しかし、人里を離れ、自然界のものに目をやると、一つとして四角形のものはありません。
四角形の草木は見当たりません。山はどちらかと言うと三角形っぽいですね。
動物の体の中にも四角形を見たことはありません。
もしかすると四角形は人間が生み出したものなのかもしれません。
四角形の発明(発見?)がなければ、人類は今のような文明を築き上げることはできなかったのではないでしょうか。
人間の進化や文明の発展には、いつも四角形の存在があったのかと思うと、なんだか四角形が愛らしく見えてきました。
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