16/10/22
ウツで10代のうちに人生を壊され、道路に寝そべり、線路に寝そべり、もう二度と夢を見ないと決意したウツ男が、あることを意識するだけで 「180度変わった」と言われるまで成長したハイジャンプストーリー part6 ~『今』は高くジャンプする為に沈んでるだけ~

今まで自分を赦したことがなかった僕は、
自分の赦し方が分かりませんでした。
なにをどうすればいいのか
心から赦す為にはなにをすればいいのか
まったく分かりませんでした。
ただ分かったのは、
もう苦しまなくていいってことでした。
僕の中で、それは「バァッと」大きな扉を開いた瞬間でした。
気付きませんでしたが、
それが『赦す』ということなのかなと思いました。
明るく前向きに生きることはまだできないけど、
十分苦しんだから、
一旦苦しむのを辞める。
これが、僕が出した精一杯の答えでした。
これが、
赦しへの第一歩でした。
もちろん大変でしたが、
僕は考え方を変え、
「今まで散々苦しんだからもう苦しまなくていい」
という自分に対して救いの言葉を投げかけるようになりました。
17年間、自分を赦したことがない人が
そう簡単に変われはしませんが
少しずつ少しずつ、自分を赦すことに違和感を覚えながら
変われるようになりました。
同時に、
17歳まで親に育ててもらいましたが
これからは自分で自分を育てて変えていくしかないと決意しました。
僕はずっと家を出たいと思っていました。
ウツになってからも家を出たいことだけは変わりませんでした。
なぜかといったら、
家が嫌だったからです。
親が嫌だったからです。
でも、僕は自分の気持ちに気付いていました。
「今は感謝できないけど、
きっと家を出れば親に感謝できるようになるだろう」
そうです、僕は親に感謝をしたかったのです。
ウツは完治しないまま、
僕は18歳で家を出て、上京しました。
でも、大丈夫です。
とりあえず苦しまなくていいことが分かったからです。
自分を責めなくていいと分かったからです。
たぶん、完治したと言えるまでは
3、4年かかったと思いますが、
気付いたら完治していました。
今では、
「若いのにすごいね」
「さすがだね」
「こんな若者に出会ったことがない」
「若いのにしっかりしてる」
「歳の割には落ち着いてるね」
「あなたの未来が楽しみ」
「自分の息子もあなたのようになってほしい」
「うちの従業員もあなたのように意識高くなってほしい」
有り難いことに嬉しいお言葉を頂くようになりました。
どんなに辛くても、
どんなに迷惑をかけても、
死にたくても、
僕は変われました。
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日本のうつ病患者は100万人を超えていると言われ、
年々増えています。
それにも関わらずまだまだウツに対して
間違った考えを持っているという人が多いようです。
ウツになって、自分と向き合って、
ウツと向き合って、ウツを克服して
僕は今では自分に感謝をしています。
なぜなら人の幸せを願うことができ、
人の不幸を悲しむことができるようになったからです。
僕は確かに家族や友達、学校、関わってくれたいろんな人に
迷惑をかけまくりました。
だから、僕は周りの迷惑を自ら買い、
これから関わってくれた人に
恩返ししていけたらいいなと思っています。
ウツになって悪いことばかりではありませんでした。
苦しんでいるときは分かりませんでしたが
良いこともあります。
もう二度と味わいたくない経験でしたが、
言えることは、
生きていて本当によかったです。
産まれてきて本当によかったです。
こんなに自分の過去を赤裸々と語ったことはないです。
喋りすぎたとこは正直あったと思います。
でも、それでも読んでくださったあなたの為になれば
僕は嬉しいです。
本当に長々な文章になってしまいましたが、
最後までお付き合い頂き
本当にありがとうございました。
数あるストーリーの中から選んで頂き、
心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
最後に、一言だけ。
『人は変わろうと思えば変われます』

追伸1:
熱いメッセージをもっといろんな人に届けるために、
そしていろんな人に感謝をするために、
12月に開催されるモテワンコンテストというものの
『スピーチ部門』にエントリーしています。
もし、よろしければ僕のプロフィールにURLが載っていますので
クリックをして投票していただけると嬉しいです。
追伸2:
今回のストーリーに関して
感想を頂けると、嬉しいです。