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16/5/30

書くことで自分メンテナンス④ 故障して修理しながらも、楽しくすごしたい・・・・

Image by Olia Gozha

「ああ…」

この数年間、「体調に自信がない」という理由で、パート的な働き方をしている。

少々の頭痛くらいであれば、鎮痛剤で何とかカバーは出来る。

問題は、いつも忘れたころにやってくる。

左耳が、キーンとする。こめかめに伝わり、ひどいときは瞬きすることで目まいを感じる。

水分を補給し、しばらくするじっとしていると落ち着くことが、ほとんど。

そうして、また自分の異変を忘れ、没頭する。

没頭しているうちに、気が付けば、また目まい、次は立てなくなる。

それも、また、しばらくすると落ち着く。

そうやって、自分を騙しながら、日々を送ってきたのだろうか?


自分のことを「病気」だとは思っていない。ただ、大きな故障をしたので、

小さな故障は繰り返して当たり前。ちょっとずつ自分をメンテナンスしながらも、

生きている限りは、なるべく楽しく過ごしたい。


思考の故障に気が付いた。

一生懸命にやりすぎていたのだろうか?

突然、仕事に行く気がしなくなった。出勤途中に、足が震え、向かっても向かっても到着しない。

何度も何度も、引き返してしまう・・・

怖かった・・怖かった。とにかく怖かった・・・・

あまりの苦しさに、心療内科を受診する。

「状態は、良くないですね・・・。このまま、続けることを勧められません。」

わかっている・・わかっているけど、せめて、整理だけはしたい。

そうして整理をして帰った。

今度は、声が聞こえる・・・

電話がかかるたび、訪問者が来るたび、怯えた・・・

怖い…怖い 怖い・・・・

恐怖の合間には、なぜかすごく冷静な時間がやってくる。

誰かに、相談しておこう・・・

意味のわからない文章で、多くの知人・友人に連絡した。

返事の回数だけ、冷静になっていく・・・

もう、終わりにしていい!! やっと、自分で自分を解放することを許した。


気が付けば眠っていた。

それほど長い時間ではないが、目が覚めた時、ちがう感覚を覚えた。

よくわからない・・けれど、見える景色の色が違う・・・?

同じ景色をみているはずだけど・・色が違うのか?

しばらくすると・・また眠っていた。

その日の夜は、ぐっすり眠れた。それから、気が付くと眠っている。

夜もぐっすり眠れている・・そんな時間を2日くらい続けた翌日、

知人とあった。

本当は、会ってもらう価値もない自分だと思い、断ろうと思っていたが、

あった瞬間に、その気持ちを伝えた。

自分なんて価値のない人間だ・・・


そういえたら、つらつらと今の気持ちを話せた。

それだけでない、自分の次の思いまで・・・・

何で・・そこまで話せたか?

もちろん、自分にまだ余裕が残っていたから、まず、知人の辛かった時代エピソードを

聞けたから・・・。人の話を聞ける余裕がある!!大丈夫だ!と思えたから。


80歳まで生きてたら・・「書くこと」の持つ癒し効果?を立証してみたい。

そう思い描いた自分の目標・・・初めて口に出していた。

80歳まで、故障してもメンテナンスを繰り返し、その日その時が、楽しければいい














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