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彼がいなくなったらなにもなくなっちゃった...
あ...
あたしってなにもないんだなあ....
バンドももうどうでもいいし...
ほかに夢中になれる好きなことってあったっけ...?
なにも浮かんでこないや...
この先どうやって生きていったらいいんだろう...
....................................................。
思考回路が停止するほどに私にはなにもありませんでした。
そして、それが1番自分を苦しめていたことに気づきました。
夢中になれるなにかを見つけたい...!
見つけなきゃ...!
そじゃなきゃ、幸せになんてなれない!
なんて思ったところでそう簡単には見つかるはずもなく、
悶々として過ごす日々...
しばらくすると、自分の存在意義などを考え始めるようになっていました。
なんのために生きてるんだろう...
どうして生まれてきたんだろう...
どこに向かってるんだろう...
どこに向かえばいいんだろう...
つか、私は何者...?
....... あ ...、私、自分のことさえも解ってないんだなあ...
なにが自分を1番苦しめていたかに気づいて
深かった霧が少し晴れてちょっと歩けたけど、
ちょっと進んだらまた霧が立ち込めてきて、
たちまち霧がさらに深くなった気がし、
もうなにもかもがわからなくなっていました。
そんな状態に疲れ果てた時、
ふと、アメリカという言葉が頭に浮かびました。
ん...???
アメリカ...???
なんでこんな言葉が浮かんだんだろう...???
しばらく考えて思い出しました、中学の卒業文集に書いたあの夢を。
アメリカ、行っちゃおうか?
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