保育園成功の要因
今回はまったくの素人だった若造が保育園を開園し、その後5園まで増やし、障害児向けの療育施設のの開設、地域の幼小中学生向けの運動教室の運営に参画できた要因を分析してこう。
1時流
何より社会的ニーズが高いものだったということ。
保育園の場合、待機児童問題が10年前に本格化、施設が圧倒的に足りていない状況だったため。もちろん園児があつまらず閉園する園もありますが、質が良い保育施設は働く保護者の心ず良い味方。
児童発達支援の場合、まず障害を抱えた子供たちに療育と保育ができる場所がほぼない状況であった。
法律が平成24年に変わり株式会社でも支援施設ができるようにかわったことで実現した施設。
法律などが変わる時は大きな流れば変わる時。アンテナを張っておくことがとても大事。
運動教室は、昨今のパーソナルトレーニングの盛り上がりから、トレーニングの重要性を一般でも認識されてきたのが大きな要因だと思う。
2市場
強豪にガリバーがいない市場だったこと。
保育園の場合、0〜2歳児の待機児童を解消する認証保育市場はまだガリバー企業がいない状況でした。またマーケティング知識ももたない保育施設ばかりだったので、少しのマーケティング知識をもっていれば告知が安価で効果的にできたのも経営の安定につながった。
また保育は半径1.5キロがメインターゲットとなるためランチャスター経営の法則にのっとりやすい。局地戦であればたとえガリバー企業が出てきてもやり方があると考えられる。
児童発達支援施設の場合は同じ形態がまわりに皆無だった。利用者がいないリスクもあったが、保育施設で感じていた発達に凹凸がある子供たちの割合が増えている状況から開園。
3人材
とにかく信頼できる職員たちや仲間に出会えたのが宝。
良質な人があつまれば良質な人が集まってくる。
採用活動はいつも大変だけど、いい人材の確保こそ経営者の仕事だと思う。
4柔軟な思考と行動力
大切なのは、変化を受け止めてすぐに行動する
法律や周りの環境は常に変わっていきます。
その変化に合わせ自分たちも変化し、その先を見越した行動をすることが大事
5ファイナンス力
経営者ならば避けては通れない資金の問題。
創業時ならば政策金融公庫だったり、地元の地銀、信用金庫などとのおつきあい。
最近では、クラウドファンディングや、出資を受けるというのも現実的な選択肢になっています。
インターネットやクラウドサービスが増え、会社を起こすための資金は限りなくゼロになってきましたが、雇用を生み、施設を作るような仕事にはやはり資金がないとできません。
また運営を続けていくと運営資金の借り入れをしていくことがあります。
ここで決算書が大事になります。数字は決して嘘をつきません。
税理士を雇い経理はしっかりとやらないと、融資でつまずき、事業の存続が困難になりかねないため気をつけましょう。
6事業の使命
創業時はなんとなくできていたことが組織が大きくなってくると色々ほころびが出てきます。
そこで職員が同じ方向を見て仕事ができるようにするために事業の使命がとても大事になってきます。
クレドを作成してもよいし、毎回のミーティングで社長自ら何十回も繰り返して伝えていくことが大事にです。
保育の場合、子供たちの最善の利益を追求することが使命。環境、保育の質、職員の質を常に向上させることがとても大切。
児童発達支援の場合、まず施設を増やしいく場所の確保が第一優先。幼稚園に断られてしまった子供たち、保護者の方がたの居場所となっていきます。
運動教室の場合、情報格差が運動能力の差になることを是正するために、子供たちがしっかりとして運動の基礎を学べる場所を増やし、子供たちの可能性をのばしていくこと。
7経営者としての成長
組織が大きくなるためには、社長の成長が不可欠。
もともとスター性を持っている人、天才肌の人は思った通りやればいいと思います。
しかし僕みたいな凡人が成功するためには、自己投資が絶対必要です。
本を読み、オーディオセミナーを聞き、年に何回かセミナーに参加し、成功している経営者にあって話を聞く。
また事業関係の集まりに顔を出し、人脈をつくり、地域の信頼を得ていくことを心がけています。