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【終わり】大学卒業後、ろくに就職もせずにカケモチでしていたバイトを辞めて7日間だけの旅に出たら、人生が少しだけ明るくなった話。

Image by Olia Gozha





宮崎に戻り3年。

きっかけは、あるNPO。

当時は、世間も、他人も、自分自身の事すらもよく解っていなかったし、根拠のない自信ばかりが漠然と先行していた。

人も物も金も情報も、袖振り合う人たちも、都会とは圧倒的に母数が違う(と思ってた)過疎地なんかにはぜってー戻ってたまるか、

と。転勤族の団地育ちだから地元も地元愛もクソもないけど、戻ることになった。

ハロワで見かけた、あまり見かけない横文字の団体。

某一流外資企業のトップセールスマンが独立し、

串間で起業し、活動していると読み、愕然。もの好きだな、と思ったと同時に、ものすごく興味が湧いた。

即座に連絡を取った。面接と勘違いされ、その場で採用。働く事になった。

そこから僕の人生が、狂った。限りなく愛を込めて。笑

某○ロ組織の指導者に似ているボス。人より肩幅の広い、塩づくり職人。ぶっ飛んだ猪漁師、日々訪れる旅人と接する日々。価値観は日々アップデート。

関わる立場は変わりながらも、繋がり続けた。

旅や、出会いの中で様々な人の生き様を見てきて、一歩すら踏み出せず、なにものにもなれない、自分自身にも問うた。

「どう社会と関わってきたいのか=どう死にたいのか」

順序が逆だが、遺影を撮った。それくらい悩んだ。

人生は一度きり。もう25才だ。

例え嫌いだった土地だとしても、僕の住むまちに僕の好きな人たちが住んでいて笑っている、それだけで充分だ。

この前嬉しい事に、久しぶりに肩幅の広い人と飲んだ時に、もらった言葉でハラオチした。

「答えを生きる事」。

不満をあげたらキリがない。相手を変えるなんて烏滸がましいし、果てしない時間が必要。

自分が答えや問いになればいい。ただ愚直にやっていくだけ。雑音なんて気にしない。そんなん構ってる暇すらない。

今年もやる。

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