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16/1/6

そうだ○○しよう!東京と大阪のスターバックスの違い

Image by Olia Gozha

なんともいえないブラック感が・・・。







外仕事をするときはスターバックが定番。電源のあるカウンター席でPCを開くことがおおい。インターネットが使えるしコーヒー好きの僕としては快適だからだ。



この年末年始、大阪のスタバで感じたことがあった。



スタッフの笑顔がホンモノっぽい。善悪での判断じゃない。

気持ちに余裕があって、偽物っぽさがないのだ。

スタバで仕事をする習慣ができたのは東京でのことで、大阪の店舗とのちがいなんてわからなかった。しかし、大阪のスタバにいく機会が増えると、明らかに雰囲気がちがうのだ。それに気付いたのだ。



コーヒーの味は大差ない。安定している。店舗数は東京のほうが多い。しかし、関東・首都圏のスターバックはいつも満席のイメージがあった。そして実際に満席ばかりで不思議な緊張感があった。渋谷、新宿、吉祥寺がお気に入りだったのだがタイミングをまちがえると座れない。席が空かないことが多いのだ。僕のようにパソコンを広げているひとが多い影響もあるのだろうけど、とにかく一日の大部分は店内に余裕がなく、行列ができていた。その影響もあるのだろう。店員さん(キャスト)に余裕がないように感じたのだ。顔は笑顔だし声も明るいけど、一瞬みえる表情がすごく疲れている。偶然、店舗の外でみかけたときに表情が怖いというか固い。そんな風景をみるたびに明るい笑顔が腹のそこからのものじゃないな?と感じるようになっていた。





僕も会社員時代に行列店で接客していたので気持ちは痛いほどわかる。なんせ、ひとりで1日2,000名以上の来客をナビゲートしていたのだから・・・。うんざりするのは日常茶飯事だった。11回連続でトイレの場所を矢継ぎ早に質問されたときは、我慢の限界がきたものだ。2時間待ちの行列に待ち時間を案内しつづけるうちに睨まれる。残酷な捨て台詞を残して去っていくひともいた。駐車場待ちの自家用車に謝罪しまくるのは毎日の恒例行事だった。

ひと目でそのスジのひとだとわかるお客さんが店の前にベンツを路上駐車しても即注意しにいった。名札を掴まれることもあった。しかし、恐怖心を感じることもなくなっていた。


夏は灼熱のような暑さのなか、冬は雪がつもるなかで8時間以上もひとりで接客をしていたときはココロが死んだ。



そんな体験をしてきたからこそわかるのだが、常に行列ができる首都圏のスタバと、若干でも気持ちに余裕がある地方の店舗では大きな差がある。ショップの立地条件・働くひとの性格の差ではない。需要と供給がアンバランスでなんともいえないブラック感を生んでいるのだ。こんなことを考えながらもスタバの雰囲気は好きだ。店舗で流れている音楽、集中しやすい雰囲気は独特でマネできないだろう。試しにマクドナルドで仕事をしてみると、まったくちがう感覚で戸惑ってしまう。




東京は地方にくらべてストレスがおおいと思う。繁華街やレジャーでの人の多さは尋常ではないし、新宿や浅草は毎日お祭りのように賑わっている。金銭的なストレスもおおい。




もちろん地方都市には「ならでは」のエピソードもある。お昼間からべろんべろんに酔っ払ったおじさんが泥酔しながらコーヒーを飲みに来て、隣の駅まで聞こえそうな大声でスタバの天井にむかってごきげんな独り言をお話している。テラス席で演歌を熱唱しているひとが、どこからともなく現れた警備員に両脇を抱えられながら退場していくこともある。



あるお金持ちがメルマガでこんな話をしていた。「東京に行くと、東京の価値観に影響される。東京の価値観とは、仕事をして、お金を得たり、ステータスを上げることを必要以上に考えるということ。周りの動向を意識して、収入やポジションや家や車などなにかにつけ他の人と自分を比べるということです。」



僕はこの話に共感した。彼は、東京は便利で楽しい。しかし、そこにいるだけでは気持ちの良くない場所ばかりだと解説していた。





人生には各自のストーリーがあって価値感もそれぞれちがう。地方都市や海外の価値感を学び、受け入れると人生はほんとうに楽しい。



東京は便利で楽しいけど、息苦しい。無理してる感がチラチラみえるのだ。それは飲食店のなかでも例外ではない。





そんな状況でも「いつもありがとう!」の一言で心は和む。会計のときに自分からひと言だけメッセージを伝えるとキャストの表情がパッと明るくなるのだ。僕はその瞬間が大好きだし、これからも大切にしていきたいと思う。



最後までお読みいただきありがとうございました!^^

僕もあなたの物語を読ませていただきます。

「読んでよかった」から後ほどお伺いさせていただきます。


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