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15/11/27

【母に占い師になると告げた日】安定の二文字に縛られていた私

Image by Olia Gozha

私は5月末までサラリーマンでした!


しかもブラック企業に勤めてました笑

大人気のブラック起業シリーズはこちら


私の母に占い師になると告げた日のことを書いてみようと思います


2015年5月…私は体調がものすごく悪かった

胃と腸が痛くてなにも食べられないし食べたくない


逆流性食道炎でひたすら気持ちが悪い


一ヶ月間OS-1とポカリと豆腐で過ごしていた

人間って意外と食べなくても死なないんだなってのほほんと考えていた



毎日会社で働いていた

引き継ぎ相手がいなかったので最終日まで働き続けた

(ブラック企業さすが!)


その頃の私はガリガリでヒョロヒョロ


笑うと疲れるから笑わないようにしていた

(笑うって色んな筋肉とパワーを使うんです)


それでも仕事をしていた

最後まできちんとやらなきゃって思ってた


ずっと体調が悪い私を見て母は休職したら?としきりに言っていた


休職…



休職ねえ…


それってなんの解決にもならなくない?

会社からも休職にして残るように提案があった


正直数ヵ月休んだところで同じ繰り返しだろう


と思った



会社は大きく変わらないのだ


それがいいところでもある



早く抜け出したかった

色んな事が急にばからしくなった


安定ってなんなんだろう

会社にいれば毎月給料がもらえる

仕事も与えられる


体調が悪くなったら手当てをもらいながら休職することもできる



でもリアルな私はガリガリでヒョロヒョロなのだ



20代で割と高い給料をもらっていて


華やかな世界に身を置いていて


条件だけ見るとかなりいい



だけどガリガリでヒョロヒョロで疲れるから笑うのをやめているのだ


こんなに無駄な生き方ってあるだろうか?



今の自分は人として成り立っていない



本当にそう思った

なんのために生きるのか


自分はなんのために生きたいのか


人生の主役は自分でなくていいのか!


29歳最後の年を体調崩してヒョロヒョロだなんて誰が見てもおかしいのに



安定



という二文字が私と家族を縛り付ける



うちの両親はほぼ公務員のような仕事をしていた

社内恋愛で結婚して

母は私が2歳のときに退職



父は世の中からは考えられないくらい恵まれた福利厚生の中で働いてきた


父と母にはブラック企業の実情はわからない

きっと

なんでうちの娘はあんなに大変なんだろう…?


あの子が勝手に苦しんでるのでは?

(まあ、あながち間違ってはいない)


と思っていたんだろう


体調が悪いから辞めると言ったときもいまいち母は府に落ちていなかった



体調よりも

これから大丈夫?生活できるの?


としきりに心配していた



体調良くなったらまた就活するんでしょう?あなたならきっとまたすぐ見つかるわよ



と応援してくれた

私もまた違う会社で働くんだと思っていた


7月の結婚式までに体調を戻そう!


そう思って彼と相談して5月末で退職を決めた



7月の結婚式のためにも退職を決めた私

ヒョロヒョロに痩せているし
全てに疲れているし
見た目が本当にみすぼらしかった


せっかく選んで買ったウエディングドレスを素敵に着こなしたかった
一生に一度の結婚式を一番きれいな自分で迎えたかった


こんな当たり前のことができなかったなんて本当に今では意味がわからない!


5月末に会社をやめたら7月中旬のハワイ挙式までゆっくり休むつもりだった


とにかく体調を回復させる


ハワイから帰ったら新しい仕事を探そうと思っていました

派遣社員になって副業で占い師をしようかな~と


本当に気楽に考えていた


副業だった私はどうしても会社にばれたくない・・・という気持ちがあって
行動に迷いがあった


顔も出してなかったし
ブログもそんなに書いていなかったし
全然活動できていなかった


派遣社員ならばれることを気にしないで活動できるし
気が楽だな~とのほほんと考えていました


会社を辞めることで占い師の活動をのびのびできるなと気が楽になったのを覚えている

退社が決まって
色んな解放感に包まれた私は
新しい世界にどんどんのめり込んでいきました


それがブログです


自分を表現するという新しい世界

今まで知らなかったSNSの世界

新しいビジネス拡大の可能性


どんどん楽しくなって
色んな分析がしたくなって


ずーっとPCに張り付いていました


彼はものすごくビックリしていました

じっくり休むといっていた私が家でPCに向かっている・・・
新しいお客様がついたとるんるんで出掛けていく・・・


一体何が起きたんだろうかと思っていたみたいです
(たぶん今も思ってるかな)

お客様はどんどん増えて会社を辞めると決めてから
実際に辞めるまでの間は仕事終わりは毎日鑑定をしているような日々

占いの仕事は本当に楽しかった!

ああ、仕事って楽しんでもいいんだ・・・
と思い出す


退職後、私は会社で過ごしていた時間を占い師としての活動するようになりました


ここまでは一ヶ月足らずのお話


この時点ではまだ母には占い師になる話はしていませんでした
そもそも占いができることすら話していなかった


母は絶対に会社員に戻って欲しいと思っているだろうと感じていたし
私も派遣社員になるつもりだったのでいう必要がなかったのです


そもそも占い師って怪しいでしょ?

安定志向の母にはとても話せない!そう思っていたんです


きっとまだ自分の仕事に自信がなかったんだと思う

占い師も立派な仕事なのにね!



ストレスから解放された私はみるみる回復していく


ガリガリのヒョロヒョロでご飯が全然食べられなかったのに

(私の唯一の特技はいっぱい食べること!)


ご飯が食べたくなりました


2ヶ月ほどまともな食事が出来ないでいた…


胃腸が弱っていたし

逆流性食道炎だったので食べれば食べるだけ疲れていたのです



でも


食べたくて仕方なくなりました!



やっと元に戻った!!!



心からそう思いました



ご飯をおいしく食べられる…なんて幸せなんだろう



栄養が摂取できるようになった私はどんどん加速していきます


もともと働くのは大好きだからどんどん研究を始めました!

同時にどんどん集客も始めました!



お仕事もどんどん増えました



そう


仕事と言える金額まで売り上げが出るようになりました


そのときに初めて母に告白したのです



「私占いできるのよ。お客様から依頼いただいて少し働いてるの」



母からの返事は意外でした



「そう、じゃあ占ってよ。私宝くじ当たる?」



…うちの母…なんて強欲な…



「お母さんは当たらないよ」



「…あんたの占い当たらないわね!(怒)」




どうやら私は母の長年の夢を一気に壊してしまったらしく

その後あまり口をきいてもらえませんでした



でも自分の中で色んなものが吹っ切れました



友達にも占い師なのよ~怪しいでしょ~と言えるようになりました


意外とすんなり受け入れられてびっくりしたのを覚えています

(いい友達を持ったな~と本当に感謝しています)



自分の仕事をきちんと言葉に出来るようになるとますます加速していきました


きっと自信がついたんですよね



自信に比例してお仕事もどんどん増えて


結婚式の準備のために会社辞めたのに準備が出来ないくらい働きました



いつの間にか派遣社員になるという考えが消えました


本当にいつの間にか…



働く時間がないから派遣社員にはなれないというのが正解かな?




うちの母は最近夢が変わったそうです



「宝くじ当たらないって言われたからすみれ先生が大物になってTVに出るのを夢見てるの」


「TVに出たら大金持ちでしょう」



…かわいいな


TVに出たくらいじゃ大金持ちにはならないけどまた夢を壊しちゃうから今回は黙っとくね



会社を辞めたのは5月末です


今6ヶ月目



人の人生って数か月でこんなにも変わるんだって自分が一番びっくりしています


きっと会社にいたら今も胃痛と戦っていたと思う



自分の人生は自分の行動一つでこんなにも大きく変わるのだ



あー会社辞めてよかった!



私は次の目標へと進みます



占い師すみれの躍進はまだまだ続く!(はず!)


あ、いつかTVに出ないとね!笑



自分の仕事を自信を持って言えない方いますよね?


私その気持ちわかります




でも大丈夫!やりたいことをやったらいいと思う


私が占い師の方が怪しいよ~って笑い飛ばしてあげるから!




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