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15/10/23

超内気な性格から、10日で人気者へと変わるその方法は○○

Image by Olia Gozha

毎日大きな声を出す訓練をすることでもなく、

毎日50メートルダッシュすることでもなく、

バンジージャンプすることでもない。



通りすがりの人1「じゃあ、なんすか?」

みりえ「うふふ、答えは、最後ね。」

通りすがりの人1「最後っすか。」

みりえ「ま、最後まで読んでみて。」

☆彡1、超内気な9歳の女の子

私は、今でこそ初対面だろうが誰だろうが、気軽に話しかけることができるのだけれど、

9歳までは、超が100個つくくらい内気な女の子だった。

自分から話しかけるなんて、

9歳のみりえ「むりむりむり!!!!」

話しかけられても、

9歳のみりえ「・・・・・・」

通りすがりの人1「うわ、友達いない系っすか。」

みりえ「失礼ね。いたわよ、2人くらい。」

ま、そんなレベルだったわけで。

クラスでも、じみ~な目だたないタイプ。

聞きたいことがあっても、「ここで話しかけていいだろうか」と、もじもじしてしまう。

人気女子たちのにぎやかさを、自分とは関係ない世界のように、端っこから見ていた。

そんな私に、転機がやってきたのは、10歳になった時だった。


☆彡2、転校


父が、勤めていた会社を辞め、フランチャイズ系の仕事をやることになった。

それに伴って、家族で引っ越す。

そして、転校。

これまでいたところは、観光地だったけれど僻地で人口が少なく、1学年1クラスだった。

幼稚園の頃から小学2年まで、ずっと同じクラスメート。


それが、いきなり大きな小学校に転校になった。

先生「みりえさんは、ものすごく優秀なんですよ。」

当時、5段階評価の4くらいが平均だったから、ものすごく優秀というのは、先生のリップサービスだ。

ところが、子供というのは単純で、その頃、その学校では転校生が珍しかったこともあり、

私は一躍注目の的となったのである。

クラスメート1「今日、お人形ごっこしに、うちに来ない?」

クラスメート2「あやとりしに、うちに来ない?」

クラスメート3「マンガ読みに、うちに来ない?」

やたら、話しかけられ、やたら、誘われまくったのである。

みんなが、人気者に話しかけるように、毎日話しかけてくる。

みんなが、人気者を誘うように、毎日遊びに誘ってくる。

そうすると、だんだん、私のなかで、それが当然のようになってくるのである。

超内気だった少女は、

10歳のみりえ「いいよ。」

10日もすると、人気者のように答えるようになるのである。



遊びに誘ってきたのは、女子だけじゃない。

男子も毎日誘ってきた。

クラスメート男子「川に行かない?」

クラスメート男子「魚つるんだよ。」

クラスメート男子「おもしろいよ」


10歳のみりえ「いいよ。」

かくして、転校して10日もたつと、超内気だった女の子は、

10歳のみりえ「あの砂山に登るよ!」

10歳のみりえ「川行って、石切りやろう!」

10歳のみりえ「工場行こう!」

6,7人の男子を引き連れ、毎日外を駆け回るようになっていたのである。


☆彡3、人の性格は、○○が決める


あるグループを、看守と囚人の役に分けると、

ごく普通の人が、看守の役をやっているうちに、残忍な性質が出てくる。

一方、囚人の役をやっている人たちは、卑屈になっていく。

という心理学の実験がある。


人間の表に現れている性格というのは、その状況で周りから与えられた役をやっているだけ。

というのが、あんがいほんとのところじゃないかと思う。


通りすがりの人「じゃあ、性格ってのは、ころころ変わるってことっすか?」

みりえ「まあ、そういうことね。」


人というのは、けっこう多彩で、いろんな性質を持っている。

だから、同じ人間でも、家族の中にいればわがままだったりするのに、学校にいくとおとなしい、水泳教室に行くと活発、などということは、いくらでもある。


みりえ「結論!」

通りすがりの人「待ってやした!」

「超内気な性格から人気者へと変わるその方法は」

みりえ「そういう環境にぶち込め!!」


リーダーになりたかったら、リーダー役を引き受けることだ。

最初はうまくいかなくても、そのうちリーダーになっていく。


「場」「役割」というのは、そのくらい人に影響を与えるものなのだ。

もちろん、人によって個性があるから、その人らしいリーダーになっていくことが、

自分を生かしていくことになる。

それでもリーダーになれなかったら、それは弱みなのだろう。


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