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16/9/2

男みたいな性格の女が、実母と継母やってます。12

Image by Olia Gozha

実の親ってなんだろ?その定義が分からない。


中途半端な気持ちで子育てをしているつもりはない。実の娘には当然だが、義理の息子たちに対しても同様だ。



私は子供大好きという性格ではないので、下手なコミュニケーションしか取れてきていないかもしれない。だが3人の子供たちは、それぞれが常に私向けに話してくれる。良くも悪くも疲れるほどに私に向けて話してくれる。


下手でも何でもコミュニケーションはきちんとろうというのが私の考えだ。信頼関係はそこがある限り大丈夫だと信じている。そういった思いからくる私の言動が、子供に伝わっていたからこそ、皆が私に好意を寄せてくれるのかな?そう思うと有難いとも思った。


それでも悩みが尽きることはないのが悔しく感じる日々。どうやったら悩みが小さくなっていくのだろうか―――。



私も病院へ行き、母親としての悩みを相談したかった。学校の先生に母親として相談したかった。夫ボンに、もっと親身に母親としての相談に乗ってもらいたかった。これまでに全く相談できていなかったという訳では決してない。そうでありつつも、表面的な部分しか相談できなくツラいと感じていた。


うちは他の家とは違う、他の母親は自分の産んだ子供だろう。実の親のことを考えろ―――。なんど言われ続けてきたことだろう。


うちは他の家と違う?なにが違うん?そりゃ継母だけど、どうして区別して見られなきゃならんの?なんで私は誰かに相談しちゃいけんの?あんたは出張ばかりで家にいないべさ。ほぼ私が育ててきたようなもんだよ。何が実の親さ。


私は息子たちへの子育てにたいして、蓋をした箱の中でもがいているという錯覚に陥っていた。


どんな立場であっても、私は母親だ。そう思われないのが悔しい。そう思ってもらえない自分の力不足を痛感する。


夫婦喧嘩を目の当たりにし、苦しい気持ちをグッとこらえながら罪なく傷つく子供たち。でもどうしたら良いのか分からない。それでも私を好きだと表現してくれる娘や息子たちに申し訳なく感じる。


さまざまな出来事やトラブルがあるにせよ、それぞれが葛藤しながらも踏ん張って6年目に入った。

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Image by Jukka Aalho

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