私「いつかはさ、サロンを自分でやってみたいな・・」
ともこ「賀葉(かよ)ならさ、経験もあるしすぐできそうだね!」
私「んー・・そうだね・・・(でも不安)」
こんな会話を何度となく繰り返し、いつまでたっても行動しなかった私。
エステの仕事に就いて10年たった30歳の頃から考えていた独立開業。
安定した会社員の心地よさから離れられなかったグダグダの私の人生。
このSTORYでは、
38歳で思い切って行動にでたら、びっくりするほど人生が変わった話をしたいと想います。
これを読んだ方が、「人生は一度しかない」という当たり前だけど忘れがちな事を思い出して、
思いっきりやりたい事をする人生になったら幸いです。
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私はその時30歳だった。
エステの仕事について10年。仕事はそれなりに楽しかった。
「独立したいな・・・」そんな気持ちがありながらもまだまだ私にはその勇気はなかった。
そこから8年、今度はエステの講師という仕事に就いたのですが、挫折ばかりの毎日でした。
「エステサロン勤務」から「エステ講師業」への転職は、同業のようで全く違う職種に就いた感じでした。
毎日わからないことばかり。
現場にいたころは接客ばかりでパソコンなんて扱ったことがありませんでした。
講師の仕事は「授業をする」というサービス業ではありましたが、半分はオフィスの仕事。
パソコンは必須でした。
中途採用だった私は、新卒採用の様な細かい研修はありません。
自分のデスクを与えられ、目の前にパソコンが・・・・。
周りの先輩はみんな必死に仕事をしています。
みんな忙しそうで声をかけるのが悪いな・・・と思いました。
私「あの・・・忙しいところすいません・・・」
上司「なんだ。」
私「あの・・パソコンってどうやって電源を切るのでしょうか・・・」
上司「え??そのレベル!?」
私「す・すいません・・・。電源の入れ方はわかったのですが・・・。」
上司「ちょっと待ってて!」
私はいつも小さくなっていました。
この会社で役に立っていない。そんな想いは私に劣等感を与え、毎日緊張するようになりました。
上司の言っている意味すら理解できず溜息をつかれました。