これから移植予定で不安な方。たった１人の人にでもお役に立てたなら。

そんな思いを込めて実体験をお話し致します。

10年ほど前、主人に肝臓ガンが見つかりました。大きさは野球のボールくらい。

すぐにでも命の危険があり大きさ的に切除は不可能でした。

残された道は肝臓移植。

それでも他に転移があれば移植さえも不可能と宣言されましたので検査結果が出るまでは

怖かったです。

選んだ病院は名古屋大学病院。幾つかの病院を回りましたが一番信頼できると確信しました。

幸い転移も見つからず移植OKと言われた時は嬉しさと同時にやはり不安もありました。

移植するには必ずコーディネーターさんがお医者さんと患者さんの間に入って細かい事の説明や

質問に答えて下さいます。（入院期間や注意事項、傷の大きさなどなど）

又、同じ院内での精神科医の受診も受けます。実際に肝臓を提供するドナーが当日の早朝に

居なくなる（逃げてしまう）こともあるとか。

私も精神科医のお医者様から「嫌なら方法（断る）はあるから無理しなくて大丈夫ですよ」と

何度も優しく声掛けを頂きました。