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2017年に物々交換で家を手に入れる男。現在70人との交換でキーホルダーがギターになり、人のご縁の大切さに気づいた話。

Image by Olia Gozha

1.Give&Takeではなく、Give&Give

物々交換をしていて、覆った概念がGive&Takeの考え方でした。


考え方が変わったきっかけが、

日本昔話わらしべ長者の物語りを見たことでした。


この物々交換のインスピレーションは、幼少の時にたぶん聞いたことあるあろう、

わらしべ長者の話からだと思います。


どんなお話しかというと、

今にも野垂れ死にそうな貧民が、

どうせ死ぬなら観音様の前で死のうということから話は始ります。


観音様の前で眠りについたとたん、観音様が貧民を起こし、

「この寺を出て右手に握ったモノを大切にして、西の方角へすすみなさい」

というお告げを言います。


男が最初に右手に握ったモノが”わら”

そのわらを他人の幸せのために与えると、お礼にとモノをもらいます。


また、お礼にもらったモノを他人の幸せのために与える。

すると、代わりにお礼にとモノをもらう。

これを繰り返したことで、最終的に一国の長にまでになるという成功ストーリーです。


ここでの教訓は、

「自分の利益を考えず、まず相手の喜ぶことに与えよ!」

ということでした。


交換もなるべく、相手が交換物を欲しい!という合意のもとに行うことを心がけていました。


また、物々交換の時のみならず、

「まず相手の喜ぶことに与えよ!」は日常生活のほんのささいなことから大きいことまで、

すべてに意識をおきました。


例えば、

紹介してほしい人を募集していたら、ぼくのできる範囲で紹介したり、

○○のお菓子が好きなんだよね~とさりげなく言っていた言葉をキャッチしては、

次、その人に会う時に差し入れでもっていったりとか。


すごかったのが、

カンボジアに6日間無料で行けるツアーをいただけたことでした。

これも「相手の喜ぶことへ」とぼくの弟の誕生日プレゼントとしました。


このGive&Giveを実践したことの気づきは、

1.与えれば与えるほど、大きなものを得て、さらに大きなことを与えることができる。

2.与えるからこそ、大きなチャンスを遠慮せずに受け取れるようになった。


2.100円の飲み水への感謝

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Image by Jukka Aalho

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