CHAPTER1〜4はこちらをご覧ください。
「英語教育の被害者が留学し虐められ17歳で起業、20歳で出版、そしてオックスフォード大学院ロンドン大学院ダブル合格」
CHAPTER 5
オックスフォード大学院合格までの長い道のり
17歳から英語を教え始め、これまでに500名以上の生徒に指導し3つの校舎を運営していく中で、自分の体力と英語力、そして会社を経営し人を動かすことに限界を感じていた。自分より社会経験がある年上の社員の生活を保証しなければならないという責任感。週7日働き、365日朝から晩まで生徒のことを考えていた。1週間の間に山梨、神奈川、東京を夜中に車移動して、パーキングエリアで仮眠を取り、車の中で教材を作り、塾で指導する。
当時大学3年、指導する生徒から東京大学や海外大学に進学する生徒が生まれ始め、自分自身の微々たる海外経験ではこれからの生徒たちのロールモデルにはなれない。世界の名門でまずは自分が勝負すべきだ。と感じ、世界ランキングを見つめ、世界の名門大学院に行くには何が必要なのかを調べた。
青山学院大学に通いながらも上智大学院の授業に参加させてもらっていた。そこで海外進学予定の院生にアドバイスをもらい、「英語教育」「言語学」というキーワードで調べ尽くした結果、世界の最高峰はオックスフォード大学だということを知った。まずは行ってみないと何もわからない。ということでオックスフォード大学に行く方法を探った。辿り着いたのがオックスフォード大学英語教員研修である。そこでの参加条件が3年以上の指導経験とあり、論文や出版物が必要だとわかった。
ダメ元でこの研修の担当者にメールをすると幸運にも高校2年からの指導経験が認められ、参加できることになった。そこにはハリーポッターの世界が待っていた。
英国行きの飛行機の中で人生を振り返った。これまでは不透明な使命感と共に走り続けてきた。
地域密着型で手の届く範囲の学生に影響を与えてきたつもりではいたが、結果として残るのは自己満足に過ぎない。僕の限られた経験と知識では世界に導くことはできない。そして日本全体に影響を与えていかなければ、あのオーストラリアでの経験はただの経験として終わってしまう。あの場所で痛感したことを日本全体に知らしめていく必要がある。日本の英語教育を変えるにも世界レベルの理論と実践だと考えた。
オックスフォードに到着すると、まるでおとぎ話の世界に入り込んだような気持ちになった。中学2年の時に家族と来たオックスフォードとは何もかもが違う。
当時参加したオックスフォード大学の英語教員研修は世界28カ国から約50人の英語教員が参加した。その中で最年少参加の僕は周りのみんなによくしてもらった。参加者は大学教授や中学校高校の先生など、そしてケンブリッジ英語国際教員資格CELTAなどを持った英語教育のエキスパートばもいた。講師はオックスフォード大学の教授やオックスフォード大学出版の著者であった。そこで自分もこうゆう人間になりたいと思うようになった。
世界から共通の志を持った仲間がオックスフォードに集い、寮生活を行い、ハリーポッターのダイニングキッチンで議論を重ねた。理論と実践を取り入れた内容、少人数制のアウトプット中心の授業、内容言語統合型の授業、日本の英語教育に足りないのはこれだ!そして、ここで勉強したい!
IELTS(アイエルツ)受験
帰国後すぐにオックスフォード大学院進学に向けて準備を始めた。アメリカの大学はTOEFL、イギリスの大学はIELTSという英語のテストが必要だということは知っていた。IELTSには合格、不合格ではなく4.0〜9.0の数字で結果が出る。初めての受験では6.5、2回目の受験で7.0を取っていた。オックスフォード大学院の必要条件は7.5であったので、あと0.5足りなかった。
帰国後2012年11月24日、人生3回目となるIELTSを受験した。
大学の図書館に置いてあるIELTSの問題集を全て解き、身の回りのものを全て英語に切り替え、妻とも英語で会話した。テレビを見るときは内容を日本語から英語に同時通訳し、大学院で習った独り言でスピーキング力を伸ばす方法も行った。数ヶ月間IELTS生活をして試験に臨んだ。
そして結果は
Reading 7.5
Listening 7.5
Writing 6.5
Speaking 8.5
Overall 7.5
必要条件の7.5を達成!IELTSはもう一生受けない!
と心に誓ったが、1年半後に悲劇が待っていた。
オックスフォード大学院入学の必要条件
・GPA of at least 3.6/4 in a relevant subject(専門科目の成績がGPA3.6以上)
・Three Academic References(3人の教授からの推薦書)
・Two pieces of written work(2つの論文)
・Personal Statement(志望動機書)
・Research Proposal(研究計画書)
・IELTS7.5 or TOEFLibt110
・Interview(面接)
2013年1月10日
この日は卒業論文提出日。必要条件は2つの論文とある。残り1つの査読付きの論文が必要ということになる。この時点で満たされていたのはIELTSのスコアのみ。
ここまで月から金まで週5日大学に通い、金曜の授業が終るとその足で山梨に移動し、夕方から塾生に指導、土日は両日13:00〜22:00まで授業を行い、23:00に生徒を帰宅させ、そこから東京に帰り、月曜からの大学の授業に行っていた。新婚1年目の生活はこんな感じだった。
青山学院大学卒業
2013年3月1日、青山学院大学を無事卒業。専門科目のGPAは3.7でギリギリセーフ。
1、2年の教養科目の成績(体育以外BとC)
3、4年の専門科目の成績(専門科目オールA)
お世話になった恩師3人に推薦書をお願いし、残る必要条件は
・Two pieces of written work(2つの論文)
・Personal Statement(志望動機書)
・Research Proposal(研究計画書)
となった。
ここからが人生をピークです。
EUGENICには週6日13:00から22:00まで勤務、実質23:00くらいに生徒が帰宅し、24:00くらいからPersonal Statement、Reseach Proposal、論文執筆、単語帳執筆を繰り返しを朝7:00から8:00までこなす。出版までは3時間から4時間半睡眠で身を削り、校正を重ねた。
妻は企業に就職し静岡勤務となり、ある意味、お互いが単身赴任となった。月に1回僕が静岡に通い、会ったとしても疲れていてどこかに出かける体力はなく、ずっとぐったりしていた。中国人妻の旦那としては失格である。
語源×TBI単語帳「英単語スピードマスター」出版
EUGENICの教育理論TBI(トピック中心指導法)と語源を英単語の4択問題で学習する
「過去問で覚える英単語スピードマスター(Jリサーチ出版)」を出版。
出版前後はプロモーションや打ち合わせ、書店挨拶、テレビ出演が入り、講演会も行った。同時にEUGENICの塾生も増えに増え続け、引っ越しを余儀なくされ新校舎を創設。
インパクトを与えるため金髪、赤ネクタイ黒シャツという敢えて目立つ格好で英語教育改革を訴えた。
メディアでの露出度が増えると、嬉しいことが増える一方で嫌なことも激増した。人の前に出れば出るほど、裏では人に叩かれる。ネット上での批判・中傷が絶えず悩んだ時でもあった。会社を運営するためにも、ニーズに応えるためにも社員の数を増やして安定した収入を配分する必要が出てくる。社員は自分より社会経験のある30代の方のみに頼らざるを得ない状態になっていた。
3つの出願締切日
2013年11月22日
応募書類が出揃い、ついに申し込み!
オックスフォード大学院の締め切りは3段階。
Friday 22 November 2013
Friday 24 January 2014
Friday 14 March 2014
早く申し込めば合格しやすいという噂を聞いたのでこの日にApplication(申し込み)を何とか終わらせた。申し込みはOnline application(オンラインでの申し込み)で就職活動と似ているが、ただ項目が非常に多い。家族の詳細や犯罪歴なども問われる。
2013年12月4日
オックスフォード大学の教授から直接メールが来る。
Dear Koki Shimazu,
Thank you for applying to the Department of Education, University of Oxford to read for an MSc in Applied Linguistics and Second Language Acquisition.
(オックスフォード大学教育学部応用言語学及び第二言語習得修士課程にお申し込み頂きありがとうございます。)
To help us evaluate your application, could you please answer the questions I have outlined below. You can submit your answer by simply replying to this email.
(あなたのアプリケーションを評価するため、下記の質問に回答してください。このメールに返信してください。)
1. Could you please identify why you wish to read for this particular MSc in Applied Linguistics (i.e., the one we have here at Oxford relative to others in the UK and elsewhere).
(なぜこのこの応用言語学で勉強したいのか)
2. Could you please identify what you consider are the major issues or themes within the study of Applied Linguistics?
(応用言語学における主な問題と題材は何か)
3. As you are undoubtedly aware, a dissertation forms part of the assessment for this course. Could you please identify what you intend to research or investigate if you were to be granted a place on this course?
(卒業論文では何を研究し調査したいと考えているか)
Please send your reply no later than Friday December 6th, 2013.
Regards,
オックスフォード大学の教授からのメールです。
このメールの難点は言語学についての質問ではなく、返信期限。なんと2日後の12月6日、までにメールを返信しなければならない。このメールを見たのが受信から12時間後だったこともあり、1日半で正確な解答を返答しなければならなかった。
その日は高校受験対策のクラスと大学受験対策のクラスを担当していたので、メールを見るのが1日遅れになってしまい、さらに翌日は個別指導と通常授業があり、さらに締め切りの12月6日は母校青山学院大学で教育学部対象の講演。まさに3徹。締め切り日に大学に行けたこともあり、先生方にサポートして頂き、何とか返信することができた。
2014年1月6日
年明けから色々な不備を指摘される。
Dear Mr Shimazu,
I am writing with regards to your application for MSc in Applied Linguistics and Second Language Acquisition. The transcript (Aoyama Gakuin University) submitted on your application does not include the information about awarded degree and final grade/GPA. Could you possibly liaise with your University and provide us more details?
Many thanks
Admission Officeから青山学院大学の成績表にGPAが掲載されていないため大学に問い合わせるように連絡が来る。大学には英語版の成績表を出す他ないと言われ、英語版の成績表を郵送してもらい、PDFにしてAdmission Officeに添付して送った。
その他、数回のオフィスとのやりとりを重ね、ついに結果が届く。
オックスフォード大学不合格のメール
2014年1月15日
OxfordのAdministrative assistantから添付ファイルを見てください。
というメールが来ました。PDFでの正式な文書です。運命の通知です。
Dear Mr Shimazu
MSc in Applied Linguistics and Second Language Acquisition
Thank you for your application for admission to the above programme of study commencing 6th October 2014 which has now been carefully considered by the University.
Unfortunately, we are not able to make you an offer of a place at this stage. We will however re-evaluate your application against other candidates who apply through the next available application deadline on 24th January 2014. I am sorry that this will mean a delay in our decision, but competition for places on this programme of study is intense.
はい、そうです。不合格です。就活用語でいうお祈りメールです。
ただre-evaluateという文字があります。つまり再検討。まだ可能性があるということ。
が最後の文章にbut competition for places on this programme of study is intense.
competition「競争」がintenseは「激しい」とあります。まあ元々受かるとは思ってもいなかったので、あまり落ち込まなかった。ロンドン大学からは合格を頂いていたのでこの時点でロンドン大学で頑張ろうという意気込みであった。
2014年3月11日
東日本大震災から3年のこの日。突然、担当教授から面接実施の連絡が来る。再検討の候補になったということ。面接まで10日間しか猶予はなかったが、その担当教授の論文を端から読破した。論文、経歴から家族構成まで調べに調べまくった。
2014年3月21日
面接当日、妻に選んでもらったオックスフォードカラーのネクタイとスーツで挑んだ。
面接の内容は予想外。個人的な質問は一切なく、全部専門的な話です。就活とは違う。
最初の質問は一生忘れないでしょう。
・Quantitive research(量的研究)とQualitative research(質的研究)について利点と不利点
・研究対象を設定する基準は何か
・なぜOxfordのProgrammeでないとダメなのか
・統計学をどう第二言語習得理論に応用するか
・これまでの語彙習得の研究の概要
・語彙研究の対象をどう決定したか、そしてなぜこのような結果になったか
等々、1時間以上質問攻めでした。
そして担当教授は一貫して「Fine.」としか言わない。
非常に心が折れました。「統計学はどのくらいやってますか?」と文系の僕に聞いてきました。
終わり方も非常にシンプル。最後に質問はありますか?
と聞かれたので「オックスフォードに憧れています。オックスフォードで研究したいです。」と言って面接を終わらせた。これこそ不完全燃焼。準備してきたことは全く聞かれず、論文を読破したのに、その内容は一切聞かれなかった。
面接が終わってすぐに推薦書を書いてもらった恩師に全力を尽くせませんでした。と連絡を入れると、恩師から
「神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。
むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。」
コリント人への第一の手紙 10章13節
と励ましたの言葉を頂いた。この時点でもまたロンドン大学で頑張ろうと決意していた。
オックスフォード大学合格
2014年3月25日
面接から3日後の夜、何となく寝れずに朝を迎えていた。太陽が昇り、早朝5時頃ようやく寝付けそうになっていたその時、メールが届く

な、な、なんと!Conditional Offer(条件付き合格)のメールがキターーーーーーーー!!
しかし、オックスフォード大学は諦め、ロンドン大学で頑張ろうとロンドン大学の教授ともコンタクトをとっていましたが、恩師に相談すると
「空に引っ張り上げられるなら、星として輝かなければな」
シェイクスピア、「アントニーとクレオパトラ」(召使のことば)
と連絡を頂き、その時点でロンドン大学進学を辞退することにした。
数日後、Conditional Offerに目を通すとIELTSの成績が各技能7.0と書いてあるではないですか!?
僕のWritingのスコアは6.5。
合格の条件には2014年6月30日までの成績提出とあり、受験は2014年5月24日しか残されていない。過去のIELTS受験でWritingだけは6.5以上取れたこともなく、しかもWritingには自信があったのに、IELTSに関しては全く点が取れない。そして、もう一生受けたくないと思ったIELTSをまた受験しなければならなくなった。
売却を決意!信頼のおける地元社長にEUGENICを託す
山梨でスイミング教室を運営し、何名ものオリンピック選手を輩出した会社の高木社長にEUGENICを託すことになった。彼はゴルフの現役国体選手でもあり、人間としてもスポーツの面でも長年尊敬してきた方であった。そこで保護者向けの代表辞任の説明会を開いた。自宅で始めた密塾のときから通って頂いていた生徒の保護者の方々の協力を得て、大学院に行って日本の英語教育に貢献したいという想いを理解して頂くことができ、売却することが決まった。売却に向けて、著作物の整理、カリキュラムの存続、後継者となる社員の採用等、会社を経営する上で大変な手続きを家族を巻き込んで行っていった。
2014年6月30日EUGENICでの最終講義
EUGENICでの最終講義の日を迎えた。
最終講義はこれまで指導してきた生徒がサプライズで一挙に集合し思い出ムービーを作って感動させてくれた。この時、楽しかった生徒との思い出が蘇ってきて、全ての悩みが吹き飛んだ。
最終講義では生徒が作ってくれた卒業ムービーをみんなで見て、思い出を振り返った。長かった短かった7年間を締めくくる最高の授業だった。最後に日本の英語教育を良くするとみんなの前で誓い、塾を閉めた。
オックスフォード入学条件のIELTS受験に奮闘
EUGENICの最終講義を終え、妻が勤務する静岡に移り住んだ。市販で売られている問題集を買い占め部屋に閉じこもった。この時は日常のあらゆるものを英語に切り替え、妻との会話も英語で行った。
IELTSのWritingではどのような問題が出題されるのかお伝えします。
Task1とTask2に分かれていて、
Task1ではグラフや図を読み取り150字の英語で説明する。
Task2ではある題材に対して250字の英語で論述する。
過去の出題では、
・Young people have negative attitude toward learning. Do you think this is happening in your society? (若者が学習に対して消極的な態度を取っている。あなたの社会でこのようなことは起きていますか?)
・Some sports professionals can earn a great deal of money than people in other important professions. Discuss both these views and give your opinion.(スポーツ選手は他の重要な職業の人々より多くのお金を稼ぎます。これらの考えを議論し意見を述べなさい。)
・Increasing the price of petrol is the best way to solve growing traffic and pollution problems.
To what extent do you agree or disagree? What other measures do you think might be effective?(ガソリンの値段を上げることが交通や汚染問題の解決に最適である。どの程度、賛成または反対か?どうゆう手段が効果的であるか?)
このような題材に対して40分以内に250字でまとめる必要があります。この対策は朝から晩まで繰り返し、5月24日の受験の日を迎えた。
IELTSのスピーキングで8.5を獲得した時の話をブログにまとめましたので興味がある方は是非!
ブログ「IELTS Speaking」
5月24日のIELTS Writingの結果はまた6.5。撃沈。
すぐにオックスフォード大学に問い合わせ!6月30日に間に合いません!とメールすると、
今度は8月30日までに必ず成績を提出してください。というメールが届く。
IELTSは1回25,000円です。このメールを受け取った直後直近2回のIELTSに申し込み50,000円を振り込んだ。IELTSのWritingの教材を世界中から取り寄せ、分析に分析を重ね、IELTSの試験管に直接コンタクトを取り、個別添削を受け、その添削ではなんとか7.0をクリアできた。
準備万端!あとは受験するだけだ!条件付き合格ではあるが、オックスフォード大学からは大量の課題が送られてきます。それよりもIELTSを優先して1日10時間Writing対策を行った。
Offer Holder Pre-Departure Event(合格者出発前イベント)
内容は到着後の新入生向けのイベント情報、ビザ申請の方法、学生登録の方法等をオックスフォードのImmigration Officeの方々にスカイプで紹介して頂き、その後は在校生や卒業生との食事会でした。
そこで配布された資料の一部ですが、これはオックスフォードに在学する留学生の割合です。
アメリカ人が1614人、中国人が679人、ドイツ人が653人、カナダ人が386人、オーストラリア人が316といった感じです。
日本人の学部在学数はなんとたったの9名。そして在校生に話を聞いたところ9人のうち全員が海外留学、または在住経験があり、日本人と他の国のハーフが多いということだった。
今回の合格者は日本人以外にもフランス人、イギリス人、ベルギー人、インド人、ロシア人などなど。大学院合格者で日本の大学を卒業されている方は東大、早稲田、慶應、ICU、筑波卒。
パスポート紛失事件
7月19日試験前日、試験会場近くのホテルに到着し、受験の準備を始める。
パスポートがない!
ホテルから自宅に戻り、どこを探しても出てこない!そこで思い出した。IELTS受験のためにコンビニでコピーをしたときに置き忘れていた。コンビニに問い合わせをするも見つからず、翌日のIELTS受験を断念。IELTSに25,000円を寄付しました。
悲劇は重なる。
1週間後のIELTSも受験できないことが判明。いかなる理由でもパスポートがないと受験できないという。パスポート再発行は早くても10日を要する。IELTSに合計50,000円を寄付いたしました。
IELTS申し込みができない
新しいパスポートを手にして、IELTSに申し込もうとすると8月30日までのIELTSが日本中全て満席。
実は中国でTOEFLの不正事件が起きていて、イギリスの大使館がTOEIC、TOEFLを受けつけないという状況になっていた。つまりTOEFL受験組が一気にIELTSを受験することになったのだ。オワタ。
妻に泣く泣く報告すると「中国で受ければ!?」と一言!妻が検索してみると中国もほぼ満席。なら英語圏だ!ということで香港を調べるとまだ空きがあり、すぐに申し込み!そこから香港へ飛ぶことになった。
香港での受験体験記はこちら!
香港IELTS結果
香港に着くと中国とは違った活気と熱気に汗だくになりながらホテルに辿り着いた。街に出てみるとIELTS/TOEFLの看板がいたるところにあり、予備校産業も盛り上がっているようであった。
芸能人に負けず劣らず予備校講師の看板が点在していて、TOEICではなくIELTS/TOEFLが主流であった。滞在した数日間の間にも海外留学セミナーが行われていて学生が列をなしていた。
OXBRIDGE(オックスブリッジ)はオックスフォードとケンブリッジの両大学の併称である。IELTS/TOEFLに特化した塾の送り迎え用のバスまであった。
2週間後結果が届く。結果は
Writing7.0!
すぐに大学に連絡すると手続きをするためにすぐに渡英するように伝えられ、結果を握りしめて向かったオックスフォードでは予想だにしない展開に。