今日から、僕は彼女と一緒に

世界へ飛び立った。

世界一周に出掛けるぞ！

と思い立ったのが2014年3月4日。

次の日が母の誕生日だったので

実家へ戻り、

「息子が世界へ飛び立ちます

5年は帰ってきません」

というサプライズプレゼントを

贈りました。

それを聞いた母と父は

「行きたいなら行きなさい」

と無条件の愛を示してくれました

その後不思議なことが続き、

出発前にはなんと

一カ国目のフィリピンに

家族を持つ彼女が出来ました。

そしてそのまま一緒に

一ヶ月後の4月3日、

世界一周へ旅立つことに

なったわけです。

しかし突然のことだったので

事情により一旦

一時帰国しなければならず

その最中になんとなんと

彼女の弟さんが交通事故に遭ったため

彼女の再出発が困難になりました。

僕はこのとき、

このまま一人で先に旅立つか

回復を待ってから二人で旅立つか

真剣に悩みました。

自らの夢を追うために、

自分は人を犠牲にするのか

しかし

搬送先の病院で

弟さんの変わり果てた姿を見て

泣き崩れた彼女を

横目に見た僕は

自分が逆の立場だったら

死にかけた家族を放って

一人世界一周に行けないだろう

と

滞在することを決意しました。

そして三ヶ月が経ち

ようやく8月1日の今日、

二人で再出発できることに

なったのです。