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【旅行の悪知恵】10kgぐらいオーバーウェイトしても何も捨てずに、超過料金も払わずにゲートを通過する5つの方法

Image by Olia Gozha



旅をする時に必ずしなければならないこと...


それは荷造り!


バックパッカーの上級者ともなると「荷物を最小限に抑えるプロ」になるのが常なのですが、私は旅行回数は多いのに、荷物の取捨選択が非常に苦手です。


「旅!!」


と割り切れる1、2週間の旅行や「アマゾンの密林の中を旅しに行きます!」とかいうシチュエーションならばともかく、

「留学」とか、「ちょっとふらっとアメリカ行ってくる(3ヶ月ぐらい)」とかになると私の荷物は膨れ上がります。それはもうパンパンです。日本を出発する時すでに。

帰ってくる時は帰ってくる時で、現地で買ってしまった色々な物だけでなく、「もったいない」精神を最大限発揮して日本から持ってきたものも全部持って帰ろうとする私。空港ではいつも、10kgもオーバーしてるスーツケースの隣で「ぼーーーん( ꒪◡꒪) 」と謎の笑みを浮かべてます。


日本から持っていく荷物を減らせよ!どうせいっぱい(無駄に)現地で調達するのだから。と友達にもこっぴどく言われてるのですが...

帰国時に困るのは120%承知で、全然使わないマニキュアとか、化粧水とか、日本でも殆ど来たことない様な服とかを「アメリカでは使うかもしれない!」「クラビングとかいっぱいすることになるかもしれないo(´∇`*o)(o*´∇`)o」って自分自身に色々言い訳をして詰め込んでしまうのです。


そして、空港で「ぼーーーん( ꒪◡꒪) 」ってなる。

というのを何度も繰り返してる。懲りずに毎回「ぼーーーん( ꒪◡꒪) 」ってなってる。


でも何も学ばない程ばかではない!


私も色々学びました。

10kgも超過してるのに、どうやってお金を払わずチェックインカウンターをパスするか。

毎回必死になって考え出した、この方法。

私がスーツケースが爆発するほど長く旅する事はもう殆どないと思われるので、是非次の山田さんが、荷物の取捨選択ができず留学先から帰って来れないという事態が起こらないように、この秘技を伝授したいと思います。


【其の零】フライト選びは荷物のことも考えて!


まだフライトチケットを買っていない、というあなた!!

戦いはすでに始まっています。


皆さんはどんな基準で航空会社を選んでいますか?大学生だと格安航空券サイトで一番安いチケットを!というのが一般的であると思います。それともマイルでしょうか?

どちらにせよ、荷物のことは二の次になっていると思うのですが...

航空会社によって無料受託可能バック数が違う事もありますし、重量制限も微妙に違います。そして何と言っても重量チェックの厳しさが違います。


基本的に景気が良い航空会社は重量チェックが緩いです。

逆に景気が悪い所はかなりきっちりと計ってきます。


また、10kg以上オーバ−してしまうのが確実な場合、私の裏技を用いてもそのままチェックインカウンターを通過するのは非常に難しいです。その場合は$70〜$150ぐらいを払ってもう一つ受託荷物を増やしましょう。スーツケースでなくダンボールでもチェックインできますし、35kgを一つのスーツケースに詰め込んだりすると超過重量を1kgいくらで計算されてしまうので、潔くもう一つ多くチェックインした方が断然安くすみます。これで23kgオーバーまで全く心配ありません。


つまり航空チケットを選ぶ際、これらの事も考慮した上でチケットを選ぶのが賢い選び方です。

比較サイトで一番安いチケットを買ったとしても、荷物のことを考えるとそれが最も安い選択であったとは限らないのです。


【其の一】一番大きなサイズのキャリーケースと「小さく見える」バックパック(またはデイバック)の2つの手荷物を駆使し、攻めよ。


手荷物。そこは重量を超過していてもチェックされない可能性が非常に高い聖地です。

キャリーケースに重点を置きながら、できる限り小さく重いものを詰め込む。大きいものも圧縮して詰め込む。大体手荷物の制限は5kg〜10kgですが、そんなの関係ありません。詰め込むのです。私の小さなキャリーケースは大きなスーツケースとほぼ同じ重さになっていた時もありました。(笑)


「とりあえず手荷物を重くすれば良いだけなら、別にキャリーケースじゃなくてもよくね?」


と、思ったあなた!

大きめのバックパックやショルダーバックではなく、キャリーケースを使うのにはもちろん意味があります。


例えばバックパックに20kgも入っていたらどうでしょう?男性諸君は大丈夫かもしれませんが、か弱い女性にとってはこれは非常に重い。真っ赤な顔で、明らかに斜め後ろに傾きながらチェックイン手続きをしていたらどうでしょうか?床に置いたとしてもカウンターまで荷物を引きずる時の格好、または下ろす時の音で素晴らしく重いのがばれてしまうのです。


というわけで、手荷物も重量チェックされ、一発アウト。【体験談】


中身を捨てるか、おとなしく料金を支払うしかありません。

ちなみにどんなに泣きついても、一回アウトになったら「今回だけは...」ということには絶対なりません。血も涙もない。ダメなものはダメ。どんな交渉にも応じてくれない...(涙)【体験談】

なのでここでの失敗は許されないのです。


そこでこのキャリーケース。

中身がどんなに重くても汗粒ひとつこぼさず、余裕の笑顔でチェックイン手続きができます。

殆どの場合、涼しい顔の美少女・美男子に「キャリーバックの重量はからせて下さい」とは聞きません。ちなむと顔が崩れていたとしても問題ないのでご心配なく。私により実証積みです。ドヤ)


「小さく見える」バックパックを選ぶのも同じ理由。大きく見えてしまうと重量測定されてしまいます。


以上の理由から、キャリーケースと「小さく見える」バックパックに「小さくて重いもの」を詰め込む。これがあなたを勝利に導くのです。


【其の二】液体物はできるだけ手荷物へ。


さて、【其の一】で用意したキャリーケースとバックパックに「小さくて重いもの」をどんどん詰め込んでいくのですが、この「小さくて重いもの」とはなんでしょう?


それは液体物です。

液体は重い。

1ℓボトルはあの大きさで1kgです。

もし指定の袋内に詰め込むことができるのなら、100ml 以下の容器に入った液体物を1ℓまで持ち込めます。つまり1kgをチェックイン用のスーツケースから減らす事ができるのです。この1kgは大きい。


ちなみに私はどんなに頑張っても指定の袋内に1ℓ分詰め込められたことは一度もありません。

もし、「1ℓ分詰め込んだことあるよ!」という詰め込みのプロの方がいらっしゃりましたら、是非ご教授ください。


とにもかくも、自分のできる限りの工夫をしてより多くの液体物を手荷物の中に入れましょう。


【其の三】ジーンズはバックパックの外ポケットへ


皆さんはジーンズを履かれますか?

私はジーンズを何種類も持っているジーンズ愛好家なので、もちろん旅にも持っていきます。(常夏の高湿度地帯でなければ)


しかし、ジーンズってばずっしり重い

本当に奴らは重い。


しかも圧縮できない。世界最高の品質を誇る日本の圧縮袋が全く効かないのです。

つまり意外とかさばる。


どうするか。

バックパックのサイドポケットに突っ込みましょう。

右と左、2本も入れることができます。

あとは他との兼ね合いで、場所はとるけどジーンズを手荷物にした方が良さそうならジーンズを。そうでないのなら他のものを手荷物にしましょう。


【其の四】ブーツはバックパックにくくり付ける


あなたが女性ならきっと共感してくださると思うのですが(笑)、私はシューホリックです。靴大好き人間です。

しかも私が好きなのは「ブーツ」。

最悪です。ブーツって良いものであればあるほどを重くなる気がするのは私だけでしょうか?

ブーツを数足スーツケースの中に入れてしまったら、重量的にも、スペース的にもアウトです。


「履けばいいじゃん!」

と仰る方もいるのですが、シューホリックであるからには持っているブーツは1足だけではないのです。足はどんなに頑張っても2本以上生えてきません。


そこで有効活用したいのが、バックパックの表の部分にあるゴム!


なんの為にあるのか、なんて呼べば良いのかも分からないのですが、あそこにブーツを挟むなり、ブーツのひもを結びつけるなり。これはスペース的にかなりセーブできるのでおすすめです。ただ、もしスペースが余っていて問題は重量だけならば、ブーツはバックパックの中にしまいましょう。荷物は出来るだけコンパクトに見せるのが必勝のコツですので^^

ちなみに私がこれまでに買ったバックパックは全部この紐があったのですが、普通に紐が無いものもあるみたいですね。その場合は空港まではスーツケースの中に収納し、チェックイン手続き前にキャリーケースに括り付けましょう。歩いているとブーツが足に当たったり、途中で落ちちゃったりもしますが、そこは我慢して下さい。


【其の五】笑顔


どんなにフライトが遅かろうが、逆に早かろうが、笑顔は必須です。

疲れた顔で何も言わずに「ぬっ」とパスポートを渡してしまっては、カウンターのお姉さん・お兄さんが「む。こいつのスーツケースは1g単位で厳しくチェックしてやる(`⌒´♯)プンプン」となってしまっても文句は言えません。

1kg,2kgぐらいのオーバーなら大体の場合見逃してくれるのですが、係の方にむっとなられてはその可能性は限りなくゼロへと近づいてしまいます。

相手の方もお仕事とはいえ、感情ある人間。

「おはようございます」や「お願いします」と一言添えてから笑顔で相手を見る。

もしかしたら、係の方も「こいつ重量キツいのかな?」と気付かれているいるかもしれませんが、分かっていても笑顔の相手には優しくしてしまうのが人間の性のようです。

最低限の礼儀を持って、「お願い、許して!!!!!」とテレパシーを送りながら、最高の笑顔で懇願しましょう。意外と大目に見てくれます。


最後に「この人にチェックイン手続きしてもらいたいな<3」勝手にランキング!!私の経験のみに基づいた偏見の固まりランキングです。ご了承ください。

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⑤新人の方

避けましょう。(笑)

やる気に満ちあふれた彼らはマニュアルに非常に忠実です。1g単位で計られます。凄く申し訳なさそうな顔で「お客様、お荷物が少々重い様でございます...」と言われます。

ただ、すこし初々しさが残る彼らの対応は非常に丁寧で、笑顔も素敵なので、重量に問題がない方にはおすすめです。


④偉い人

模範を示さなければならない彼らはかなり厳格です。慣れている分、1kg、2kgにうるさく言わないのが一般的ですが、他の係の方に比べて厳しい事が多いです。


③普通の人

可もなく不可もなく。無難というべきでしょうか?


②機嫌が悪いおばさん/陽気なおばさん

陽気なおばさんは、みなさんが想像される通りだと思います。

そのイヤリングかわいいね!とか褒めてあげると世間話に夢中になるので、重量はあまりちゃんとチェックしていません。しても「あら、あんた全然超えちゃってるじゃないの!ダメよ!!」と笑いながら流してくれます。(感謝)


そして機嫌が悪いおばさん。

意外でしょう。しかし彼らは機嫌が悪いのです。もう他人のスーツケースの重量とかどうでもいいのです。「えっ5kgも?!!そんな!捨てられないよ!!!」などと文句を言われるなんてウザすぎます。ただでさえ今日という日は最悪なのに。

というわけで、めんどくさいからここはスルーしとこ

というのが一般的な機嫌が悪いおばさんの対応です。

ちなみにおじさんの場合はどうなるか全く分かりません。また八つ当たり型のおばさんに当たってしまっても責任は取りません。(笑)


①イタリア系のおじさん

イタリアで7kgオーバーしていたチェックインスーツケース。

キャリーケースも既にパンパン!どうしよう?!?と思っていたのですが、流してくれました。

私もビックリしたこの体験。

他のイタリア系の方がどうかは知りませんが、イタリア人は大らかであるという偏ったイメージに基づき、これからはイタリア系の方を見つけたら、どんなにその方が人気でも彼の列に並びたいと思います。

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以上「この人にチェックイン手続きしてもらいたいな<3」ランキングでした!


如何でしたか?

なにかヒントになることはありましたでしょうか?


旅の思い出が増えれば増える程荷物も増えてしまうもの。


しかしあまりに重いスーツケースは空港で働く方の腰痛の原因にもなってしまいますし、20kgもあるキャリーケースは機内で収納する時に持ち上げられずに大変なことになります。ちなみに「手荷物は規定重量以内で、かつ、自分で持ち上げられる範囲の重量で。」とある航空会社のwebsiteに明記してあるのを見てからはフライトアテンダントさんに手伝ってもらおうなんて安易な考えはできません。キャビネットに収納する際は重いのがばれないように、近くの男性の方に手伝ってもらわざるをえません。彼らは男性の意地をかけて、顔を歪めつつも何も言わずに持ち上げてくれますが、「こんなに重いの持ち込んでごめんなさいね...」と自責の念にかられます。


他人に迷惑をかけない為にも、制限重量以内で旅ができる人が思いやりのある真の旅人なのかもしれません。


という訳で皆さん。

海外でのお買い物も程々に、旅を楽しんで下さいね♪












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